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宮本武蔵 -双剣に馳せる夢- (2009)
2009 / 10 / 31 ( Sat )
地元で観れて、まずは感謝感謝。さらーっと上映してんだもん。おどろいた。押井守原案脚本で、押井のアニメ仕事の演出実務を長年担ってる盟友西久保瑞穂が監督。けっきょく押井がなにしたいか、おそらく押井以上に含蓄やユーモア含めた押井の本質理解しつつ(ぶっちゃけ押井の普段のアニメ仕事との相違点は、コンテ切ってるか否か、だけでしょ)、なおかつIGの現場実情もわかってるわけで、西久保の起用は、んまー押井の複製的なモンが出来上がるという点では見事功を奏している。事実そうだが、押井よりも冷静にサービス精神を発揮しているので観易いよ(なんかのインタビューでこんなに動いてるとは!っていう押井の感想があったはず。ソースは知らん)。

宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-
…世間一般に伝播される宮本武蔵の虚実を、押井一流の独自すぎる視点で検証し、再構成させていく。基本、押井そっくりの3Dキャラクター犬飼喜一(仮)が狂言回しとなり(ちがいは滑舌のよさ)、実景や中澤一登によるキャラデ、黄瀬和哉によるアニメートによる剣戟対決の再現などが織り込まれる。まあ想像通り、うんざりするほどの薀蓄の五月雨を、これでもかと浴びることが出来る。

じっさい、宮本武蔵の二天一流は馬上戦闘から想定された兵法で、とりもなおさず武蔵は単なる武芸者でなくて軍師つーか、そういう立場を永年望んでいたにちがいない!軍師タイプ!っていう持論その他が延々語られたりする。そんなん云われましても…ってなるよね。少なくとも、なんか雑誌だかで対談してた『バガボンド』のひとの立場ないよな…ははは。かように、勉強成果の発表会の様相呈するが、おもしろくないわけではなく、むしろ気張りすぎて作画現場がついていっていない決闘シーンより、古今東西の近接機動戦、とくに馬上剣法の変遷なんかがヘックスSTGふうに表現されてくあたり、『アヴァロン』バトルシーンの巨視俯瞰的な再現にもおもえて、たのしい。

でも、うちらやってるの、アニメでしょ?っていう職人的な気概もわすれてなくて、吉岡一門との戦いぶりとかさ、さすがにアツくなる。国本武春の浪曲が、的確でしっくりとハマる。作為的に成立されたゆがんだ武蔵像を暴き、安易な禅思想との関連を斬り捨て、時代の端境期に生まれた真の合理主義者と称揚するものの(マモラーとしてはこの同一視ぶりが微笑ましすぎる)、とはいえ佐々木小次郎との対決がなぜ本人の口から多く語られなかったか、などというあたり物足りなさがある。とはいえ情に棹差すエンディング、泉谷しげるのオトコのセンチメント、わるくなかった。

宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-

(29日、ムービーオン シアター9にて)
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