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空気人形 (2009)
2009 / 11 / 14 ( Sat )
もはや人間ですらないのか。ペ・ドゥナが、空気嫁に…。それって、どんな企画会議なされたの?どういうブレストだったんよ?そういう会議には参加したいよ!素晴らしすぎて言葉もない!作品そのものも、あまりに洗練されきってて、完成度が高すぎ(未完成というひとの意見もわかるが)。加えて純度半端ない妄想具合で、こっちとしてはなんの不都合も文句もない。こうならざるを、えないんだ、みたいな圧倒的迫力もある。ただ感謝感謝。とはいえ、完璧すきて手も足も出ないし、次の言葉が、出てこない。すべてを過不足なく語られてしまっているので、次の言葉が出てこないっていうのはさ、却って不幸なきすらする。まあ、観ちゃいけないもの観てる背徳感が是枝裕和の持ち味だったりなので、『花よりもなほ』『歩いても 歩いても』と続いたマッタリとした退屈さは消えうせ、そのへんはバッチリです。

空気人形
筋立てはですね…板尾創路所有の型遅れで安価な性処理人形がペ・ドゥナ。なんの因果かこころを持っちゃって、ビデオ屋でバイトしはじめて、店員のARATAに恋したり、じぶんの空虚さを考えたりする話し。キュートでファンタジックで、かつ哲学的根源的な部分をグサグサ突き刺すような、悩ましい内容。余貴美子にしろ星野真里にしろ、女性も空虚抱えているが、とくに作中の男たち誰も彼も(おそらくは人形をつくったオダギリジョーにしろ)、大なり小なり空虚を抱え、虚脱感に苛んでいる。機会があれば、胡乱な目つきで絶対領域に釘付けになって視姦したり、もの云わぬ人形にして恋人の代用果たしてもらったり、脅して無理矢理パツイチやらせてもらったり、空気の抜き差しで人(形)の生死を統べたい…したい、ものなんだ。そういう、とにかく男の愚かさと悲しさが際立つ。まあちょっと星野真里の処理がぞんざいなかんじしたけど。無理に群像劇ふうにしようとしてるあたりもどうなの?とかんじた。

空気嫁ネタってことで、本年『ラースと、その彼女』に続く一本。西洋と東洋のものの考え方のちがいが現れてて面白いかも(まるっきり真逆なのな)。つーか、どこかで『やけっぱちのマリア』みたいな、コミカルな味がもっと欲しかった。まあ人形劇・変則なポルノと云えそうだし、ある意味ペ・ドゥナで撮った、ただの情念ピンク映画とも云える。撮影はリー・ピンビン。美術は種田陽平ってことで、画的満足も半端ない。くわえて、なんせペ・ドゥナだからさあ…。この背徳感はなんなんだよ。…っておもったらおもいだした。要はさ、チャイパブやKTVや、そういうトコで騒いだ後の空っぽになったさみしさ(ないしは帰宅するときの安心)みたいな、そんなもんに似ているからなんだとおもった。

空気人形

(10日、フォーラム3にて)
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