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セントアンナの奇跡 (2008)
2009 / 11 / 23 ( Mon )
NY社会派スパイク・リーの新作。てか、地元公開遅すぎ!…これ観ながらおもったんだけどさ。いまハリウッドで黒人映画監督って何人くらいいんのかね?けっこうアレじゃない?ある意味困っちゃってるんじゃない?その…仮に自身のアイデンティティを拠り所にして、映画撮る理由みたいなのが軽薄になっちゃってて。だってさ、あんま、意味ないんじゃない?っていうとアレかもだけど、誤解承知で書いちゃうと、ドイツ人もロシア人も日本人もハリウッドであっさり映画撮っちゃうこの業界現実において、国籍ごときは既にテーマになりえないよね(移民ネタはさておき)。じゃあ、人種差別…はどうなのか。『白いカラス』みたいな超変則か、あとは本作のように過去までねじ巻き戻さないと、ネタとして成立しない。そういう意味で、ファンタジーに針振れるのは致し方ないのかもしれない。んまあ、『トンマッコルへようこそ』よりはマシだったけど。以下ネタバレあり。

セントアンナの奇跡
まずは現代のNY。謎な殺人事件と容疑者の部屋から出てきた石像の頭部が物語りの発端。そっから、舞台は第二次世界代戦中のイタリアへ移ろう。おれさ、ジョン・タートゥーロが、ブン屋と話し込んでるトコからしか観てないんで、アレなんだけど、このまま現在のNYと過去のイタリアが交錯してくのだとばかりおもってた。けどそうならない。タートゥーロもジョン・レグイザモも以後出てこない。そういう意味で、『プライベート・ライアン』タイプのプロセス辿る。黒人だけの部隊“バッファロー・ソルジャー”がナチの猛攻に遭って4人だけ生き残って、ほんでもって風変わりなイタリアの少年と石像頭部を道連れにして、パルチザンの村でのんびりすごしたり、地元のワインとオンナを愉しんで異文化交流したり、パルチザンのなかの反目する奴から手痛い裏切りにあったり…たいへん。

なんつうのかなあ。もはや途中から、アメリカの戦争ではなくなるのよね。黒人兵士らが、おれらってぶっちゃけ白人どもの道具でしかないし、この戦争無関係だよな…って呟くものの、本当パルチザンの村に入って以後はそんな傾向に(ラストの死闘は、自分自身の戦争となる)。差別やしがらみのない、異国イタリアの地で、なんだか羽ばたいちゃう連中。そういう一瞬の、刹那の解放感もテーマに込められてて、まあなんというか、これってスピリチュアルなレジャー映画としかとられないんじゃないか…などと心配する。そんなのを帳消しにするかんじで、じつにドライな銃描写が披露されたりして、妙なバランスだ。バカな上司にだまされて、ドイツオンナのアジに踊らされつつ河渡る行軍シーンも最高だったが、おれとしては後半のナチの教会前皆殺し描写に一票投じたい。あれ相当おかしいだろ?ある意味『ロボゲイシャ』の謝罪シーンとまったくおなじでありながら、精神性と方向性は真逆と云う…。NYの黒人が、イタ公のパルチザンを描く…このあじわい。

最終的にはめちゃくちゃファンタジーなオシマイとなる。先に述べたとおり、アタマの数分観てないので真偽は不明なのだが、でもとりあえず、ドイツ人であっても殺人したのはマズイでしょ!それと本当の奇跡はジョン・レグイザモが真っ昼間からせっせとオメコしてたおかげで朝刊窓外に投げ捨てた、この一点でしょう!劇中最大の奇跡が、案外序盤であっさりと披露されているあたり、案外あたらしいのかもしれない。

セントアンナの奇跡

(20日、フォーラム3にて)
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