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ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ (2009)
2009 / 11 / 30 ( Mon )
おれはねえ、これ、似たもの夫婦の、仲良し小良し物語りだとおもいましたよ。そして二人の周囲にはとにかく地獄が広まっていると。たしかにヒドイ旦那だし、それを健気に耐えまくる若妻だなーってかんじですが…まあ、いろいろ見応えのある映画だった。

ヴィヨンの妻
自堕落で破滅願望に苛まれている、でもそういう態度がメンヘ気味の女子のハートをきゅんきゅん刺激する作家の大谷(浅野忠信)は、家庭を顧みないで好き勝手やってんの。それをまあ健気に…ほとんどバカみたいに受入まくる妻佐知(松たか子)の夫婦が、おったのね。ある日呑み代踏み倒して強盗してのけた大谷に代わって伊武雅刀と室井滋のやってる小料理屋に佐知は強引に働き始めて、商売繁盛に貢献。同時にモテまくりで店の看板娘になっちゃって工員の妻夫木君やら憧れの存在だった弁護士の堤真一に云い寄られる日々。旦那のほうも負けじと広末と無理心中したり…いろいろいそがしい。

なんつうのかなあ…コミカルに愉しく観ちゃうんだけど、冷静にかんがえると、相当ヒドイ状況下で、どうしたって浅野が悪魔にしかおもえない。無意識のまま周囲の人々を奈落に突き落とす。それに同調するように、案外松もやっばい。死に魅入られている浅野と対照的に、健康的で快活な風情の松だが、最終的には仲良くおなじく堕ちる。子どもの薬代とクリスマス代まかなう為に呑み屋からカネかっぱらう浅野と、寒がりな堤真一の為にマフラー万引きする松は、やっぱり似たもの夫婦。その行為そのものが、残念ながら無駄になってるあたりもソックリ。浅野は相当なクズ野郎だが今まで観たなかで最良の演技を披露している。妻夫木にヨメ寝取られたと勘ちがいして明け方ダーッと駆けだして、心中しようとか話しが早くて宜しい。だし、目撃されてヨヨヨと崩れ落ちる松も、次のシーンで息子とお風呂だもの。バスタイム。

んまー…戦後を舞台にして、貧困とか多少まぶしてるけど、あと進駐軍ネタとかも出てくるけど、基本的に夫婦漫才です。死ねずに水辺でバチャバチャはしゃぐシーンなどギャグも満載。根岸吉太郎もやるなあ…。なお脚本は田中陽造。撮影に柴主高秀、美術で種田陽平…製作はフジテレビなのな(メンツも、おもえばベタだよなあ)。とゆーわけで『劔岳 点の記』同様文芸の皮を被った、局主導大作映画っていうふしぎ。あ、広末の脇下の肉が柔らかそうだったよ!

ヴィヨンの妻

(29日、フォーラム3)
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