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わたし出すわ (2009)
2009 / 12 / 18 ( Fri )
オールドパーとゴールドバーって似てない?ない?…しかしまあ驚いた。「ウイスキーがお好きでしょ?」?リザーブ?角瓶?とにかくすさまじい。とにかくハイボール頼みたくなった。グビと呑み干したくなった。ひょっとしたらば…とおもったらその通りだったんで驚いた。森田芳光にはあまり期待しないほうがよいのかな~などとおもってた時期がありました。けれどこんな奇怪なブツが出来てしまうと…反省しました。

わたし出すわ
冒頭に金言。そしてどこだかの地方の街並。ボイスオーバーで金塊が投げ込まれているニュース音声…。東京で謎な商いに手を染めた小雪がぶらりと故郷函館(?)に帰還。高校時代の友人ら(黒谷友香、井坂俊哉、山中崇、小澤征悦、小池栄子)の現在の夢をかなえるために次々訪問し大金を差し渡す。すべて熟知しているかのごとく「お金出すわ」と、謎めいた薄い笑みをたたえながら…。

結論から云っちゃうと、これって怪作『そろばんずく』マナーをこんにちに再現しちゃった、これもまた怪作!ついでに云ってしまえば、子どもっぽくポップでファストになった黒沢清っていうかさ(有り体に『大いなる幻影』6割『ニンゲン合格』2割『ドッペルゲンガー』2割ってかんじ?)。詳細は書かない。とにかく小雪が大盤振る舞いするだけの話し。だのに、なんなんだこの感覚…童話とか紙芝居に近い感覚。けれど、小雪含めすべて登場人物はそこに属していない。パンフで、男性陣は皆上京したくないと書いてあった。小雪はブラックマネーを手にしていると書いてあった。青春群像劇の体裁ながら、やったら乾いている。とにかくミニマムな話しと、マキシマムな話しを交錯させている。美的画的なものもある。初っ端から登場している小雪、そのご尊顔をなかなか拝謁できないでいる。

確実に向こう側からこっち側に一時帰還している格好の小雪の、非現実的美しさは大変宜しいが(なんつうのか口調もイイ)、小池栄子のその迫力と喪服の薄化粧の美しさ、山中崇の好青年っぷり、嫌えない黒谷友香のゴージャス&高飛車ぶり、あとちょっとしか登場しないものの強烈キュートな印象のこす小山田サユリらの役者陣のアンサンブルの妙味。そしてそして、オチのちからのなさ(すら、わざとらしい)。オチの薄っぺらさですら作品の深遠さに寄与。画的にロングショットで、人物が真っ二つトイメンになる画がとにかく多い(そのまま移動とか。撮影は沖村志宏、照明は渡辺三雄)。とくにハッとしたのは、劇中何度か出てくるホーマックの店内、とくに小型冷蔵庫を買うシーン…カートと共に右手に消えるふたり。トラックバック。一斉に通路にひと気、彼女たちを追うように、曳かれるように。サーっとひと気が抜けて、再び右手から左手へふたり画面へと戻る…とにかくふるえた。

わたし出すわ

(15日、フォーラム1にて)
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