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パンドラの匣 (2009)
2010 / 02 / 17 ( Wed )
どのあたりがパンドラのハコなのかわからないんだが、たしか劇中でそういうセリフがあったような…でもまあ、ものすごくイイ意味で身勝手な映画だとおもった。太宰っていうのも基本的に自虐ユーモアじゃん?みたいな姿勢で、それを貫いたまま最後まで冨永昌敬は曲げてない。きにいらないひとは相当毛嫌いしそうだが、おれはまあまあ居心地がよかった。ボーイズビー~もの、といった風情でもある。

パンドラの匣
要はサナトリアムもんすよ。若干特殊な治療法を実践して、なおかつ治療する側される側総じて若干特殊なひとたちがいる敗戦直後の結核療養所(だっけ)が舞台。ある意味世間から隔絶してて、それでもある種社会の縮図だったりするという空間で、なんつうか学校にちかい薄なだらかな高揚と退廃が漂う。患者は皆半人前って意味においてもそうだし。そんな異空間にはいりこんだ主人公ひばり(染谷将太)。新しい時代の男たるべく、云い寄る看護婦マア坊(仲里依紗!金歯がかわゆい)もちょっと無視して、でもやっぱり多少きになって特殊な鍛錬法とルーチンな会話で日々をすごす。そんなさなか仲のよかったつくし(窪塚洋介)が療養所を出て、そして入れ替わりの格好で竹さん(川上未映子)がスタッフとして入所する。

舞台劇のようなおもしろさ。奇妙だが奇矯ではなく、品のある役者のアンサンブル…出所したにも関わらずフラフラと自在に俗世と療養所とを行き来する窪塚のフリーぶりと、あと川上未映子のどっしりした臀部、そして着衣からでも肉付きの良さがにじみ出てる仲里依紗のキュートさ、そして主人公ひばりを演じる染谷の、拍子のぬけた糸の切れた人形のような、なんともいえないつかみ所のなさがよかった。音楽が菊地成孔、で、珍妙でダブワイズな音響効果をパードン木村が担っている。よくもまあ、こんな組み合わせが成立してるものだと。『パビリオン山椒魚』よりもローだが、地に足着いてるきがします。

パンドラの匣

(6日、フォーラム1にて)
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