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誘拐ラプソディー (2009)
2010 / 05 / 23 ( Sun )
予告観て、ああ久々におれの観たい哀川翔が出てくるのかもしれない…とおもった。なので観にいった。キッドナップ体験を経るアウトロー・哀川…となれば、やはり想起してしまうのは黒沢清との「修羅の極道」二部作だったりするのだが。まあ観てしまえばそれはちょっとちがう事にきがつく。ともあれ監督の榊英雄というひと、才能あるとおもう。

誘拐ラプソディー
妻子ナシだが前科と借金はアリアリの、要するにカネに詰まった38歳高橋克典が、なんの因果か暴力団組長の哀川の息子を身代金目当てにかるいタッチで誘拐してしまう。菅田俊や木下ほうかといった連中に追いまくられながら、そして注意力不足のイマドキのガキである息子に手を焼きながらも、なにやら徐々に父性ってやつを意識してしまう高橋。そこに、美保純との約束を破りながらおっとり刀で警部補の船越英一郎なんかが事件に介入し始める…。

とまあ、高橋克典、哀川翔、そして船越英一郎っていう三人の男が交錯しあうコミカルな人情味あふれる犯罪ドラマなのね。冒頭で期待したような哀川は登場しない。ネタバレというか見せ場にしたかったのかもしれないけれど、あの妙な声色を発した時点でおれの望みは潰えた。三人が三人ともそれぞれの理由を抱えてて、悪事は悪事だけど、その事情のせいで「じゃあ仕方ないよね~」っていう納得を観客に強制させてしまう、そんな独善的な内容ではある。

たいした案もなしに行き当たりばったりで犯行に及ぶが人間性のよさが滲む高橋、冷血な父親なれどハッとした隙をみせる哀川、そしてよきパパで、でも憎めない俗っぽさを充満させる船越…。要は、みんな"いいひと"なのな。丁寧なつくりなので問題はないものの、お定まりがすぎるとおもってしまうのも確か。またカバン回収後のチンピラとの粘りのない薄味なチェイスや(あの踏み切りのカットは凄い)、あまりにも旧態依然なチーマー?とのガキの大活躍には都合のよさを超えた不満をおぼえる。不満は不満。けれど美保純と船越の電話越しのやり取りの、おもわずニヤける巧みさやベンガルや角替和枝へのベタ演出もさ、榊監督のひとのよさが出ているようなきがする。こういうのを避けて通らないあたり、三下のSABUなんかとは一線画す。なので、これはこれでアリなのかなともおもう。

誘拐ラプソディー

(フォーラム3にて)
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