スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | page top↑
グリーン・ゾーン (2010)
2010 / 05 / 30 ( Sun )
この作品題になっている俗名があまり活かされてないとか、そういう瑣末なことはどうでもよい。そしていまだにおれは、"ジェイソン・ボーン"シリーズの真の功労者は一作目のダグ・リーマンだとおもっている…であるとか、それもどうでもよい。飽かさず最後まで見せ切ることには成功しているが、観ながら終始疑問を投げかけざるを得ない。嘘の吐き方にもルールや品性があるはず。やっぱちょっと悪質なきがする。

グリーン・ゾーン
たしか2003年、開戦後のイラクで上司の命令に従うがまま大量破壊兵器(WMD)を血眼になって探しているマット・デイモン演じるミラーという名の准尉さんが、「なんか見つかんないんだけど。情報源おかしくね!?」って現状に対するちいさな不満から物語が始まる。米国政府や軍、CIA、マスゴミそして現地民なんかも巻き込みつつミラーさんが手持ちブレブレのキャメラが紡ぐ臨場感あふれる迫力満点のルック(特殊効果はダブル・ネガティヴ)で真相を追う。追うのは勝手なんだけど、じゃあ主体ってなんなんだろう。誰が誰になにを伝えたいんだろう。そしてその"真相"のジャッジは誰が下すの?

まあおれ、たかだか映画ごときに真実なんか教わりたくないとおもっているので、果たしてかの地に於いてのWMDの有無とかミラーとかいうヒロイックな行動した軍人が確かに実在したとか、そんなお為ごかしはハッキリ云ってクソどうでもいい。勝手にしてほしいので興味もない。だがこの語り口の悪質さ、巧妙さはどうだろう。ソダーバーグやリド&トニスコ、そしてスピルバらが先鞭をつけたブレブレの臨場感あふれる手持ちキャメラは革命的だったがいまや飽きられた。だが手ぶれの使い手として現時点最強のポール・グリーングラスのテクは相変わらず最高で、まんまとおれもイカされそうだ。問題は擬似なのに(映像的に)真実味に富みすぎる点。

これって『ブラディ・サンデー』のスキルそのままに『ユナイテッド93』を撮った頃に比べても悪化(狙う共感は逆ベクトルだが本作とおなじバリー・アクロイド撮影の『ハート・ロッカー』がもはや可愛らしく見える。幼く、流れもたどたどしいし)。マット・デイモンが喋るたびに、アクションするたびに「おいマジかよ…」との溜息が劇場内に満たされる。どことはわざわざ云わないが、ことミラーが拉致られて脱出するまでの英雄的行為の白々しさ、馬鹿馬鹿しさ。そういう神経を逆撫でさせる点に於いてもいつもどおりグリーングラス映画。加えてブライアン・ヘルゲランドが脚本…そうなんだ…。

グリーン・ゾーン

(29日、フォーラム2にて)
映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁 (2010) | ホーム | all night long>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://daliandisease.blog47.fc2.com/tb.php/2309-e9cb2acf
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。