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エンター・ザ・ボイド (2009)
2010 / 07 / 18 ( Sun )
ソフト化の暁にはブルレイでほしい。そして『火垂るの墓』の隣にチョコンと置いておきたい。…一昔前のサブマージのコンピレーションの題名みたいだが、中身そのものもタイトルのまんま。つねに薄幕が垂れていてひたすら傍観するしかない構成も、わざわざ海外で激安外国人がハメはずしたまま客死する救われない展開も、そして妙な諦観や意味不明でお口アングリな結末までも前作『アレックス』そっくり。進歩した点として、浮遊感と凶暴さに長けた(だが技術に裏付けされた)映像美、そして更に高まる根本敬指数。10年前なら傑作!って云って廻ったかもなー。でも、単に技術が追いついただけのようにも。

エンター・ザ・ボイド
TOKYO…主人公オスカーは歌舞伎町のど真ん中でドラッグディーラーしながらカネ稼いで、最愛の妹をTOKYOに呼び寄せてたのしい二人暮ししていた。だがそんな束の間、朝方L喰ってDMTふかしてる最中呼び出されるも、結局ハメられて呑み屋の便所でポリ公に射殺される。以後、幽体離脱しながら最愛の妹や周囲の人々を俯瞰視するのであった。まず、射殺されて射殺までの幼年期からの経緯をたっぷり走馬灯感覚で1時間。のこりはその後の顛末を延々追う。たっぷり143分だがあっという間。

あるのはエロ描写とドラッグによる幻視と一体になったサッピングさながらの空間移動(『バーチャレーシング』のように視点変更される)。たまに切実だがほんのりとした兄妹愛、そして死別した家族とくに母親への想いなどが…前作同様トーマ・バンガルテルのくぐもったイーブンキックと共に綴られる。ギャスパー・ノエの本作は、どんどん遡行してって観客をただ異様な心持ちにさせてくれた前作『アレックス』同様、主人公も観ている我々も、ただぼけーっと顛末を傍観することに終始する。日本だと直裁に幽霊でしょ?呪殺でしょでしょ?となろうものだがただ観察するのみ(最終的には作中でひかれている書物どおり哲学的な終着に)。おかげ様でパリもコニーアイランドも一人で出歩きたくない街になったが、本作で(明示はされていないが)歌舞伎町もそうなった。冒頭ゴメオで飛んでたときの絵図はたしかにメガネかけてない状態のデジタル3Dみたいでした。

エンター・ザ・ボイド

(フォーラム2)
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