スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | page top↑
さんかく (2010)
2010 / 09 / 09 ( Thu )
期待にたがわぬ作品。繊細でライトでかつぞんざいであろう人間関係の綻びやつまづきを見て見ぬ振りをせずに凝視する(でもカラッとしててえぐみのない)吉田恵輔(『机のなかみ』『純喫茶磯辺』)の新作。さらっとイヤなかんじを醸しだすとか、でも暗く落ちない妙な後味のよさとか、格段の進化を遂げてます。人間関係の一つや二つ無自覚に粉砕するなんて朝飯前の妹ちゃんのミラクルパワー!それに15歳の若すぎる肢体がアブラを注ぐ。そんなん侮れないのは当たり前でしょ!?の展開なのだが、的確かつ執拗な演出でぐうの音も出ない。でも…ふつう田畑智子一択で決まりだろAKBとかありゃねーよ。

さんかく
テメエのツラをエアブラシで大描きした全時代的なワンボックスカーを駆る釣具屋勤めの勘ちがい(高岡蒼甫。たぶんご本人は凄くイイひとだとおもうんだけど、すくなくともおれが高岡にかんじているイメージそのままのうざったさに真正面から取り組んでいる)と、そのジョーカノで同棲ちゅうの美容店員(田畑智子)、そして田畑の妹の中三のJC(小野恵令奈)らが織りなす戯画的で直情的で密度感のある"さんかく"関係がじっくり描かれる。前半は妹ちゃんにヤラれてく高岡のメロメロ具合を追体験。後半はロリという不治の病膏肓に入っちゃった高岡が田畑に別れを切り出して、田畑がどこに出しても恥ずかしくないヤンデレを演じるという…根っからの田畑派のおれにはたまらない展開となる。「やだ!別れたくない!」とかいって抱きすがってくるなんて夢でしょ。

妹ちゃんの無遠慮な神々しいまでのパワーであっさりと関係のこじれるカップル。後半の妙味はこの悪化の一途をたどるカップルにフォーカスが中てられる(妹ちゃんはおもしろいほど焦らしての登場)。ここに元ヤンの上下関係とかマルチ商法とか釣具量販店でのパワハラとかが絶妙なさじ加減でまぶされていく。田畑の病的なけなげさや高岡の愛すべきクズっぷり(本作で高岡の評価上がったわ)は見事。そして臨界を迎えてふたたび"さんかく"関係が、三人が同一フレームに収まる…このクライマックス、やはりすべてが田畑に預けられる。ゴミ袋を二つ抱える田畑が本当にお美しい。表情が柔和に変化…最高。まじで結婚したいです。

さんかく

(8日、フォーラム4)
映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<川の底からこんにちは (2009) | ホーム | 息もできない (2008)>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://daliandisease.blog47.fc2.com/tb.php/2357-78f2e737
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。