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サバイバル・オブ・ザ・デッド (2009)
2010 / 09 / 10 ( Fri )
まあホラーじゃないし、さまざま越境してるけどやってることは内戦なんですよね。でも本当立派で。本意かどうかは別問題として、いまだにこんなテンションで客の要望満たす活劇撮れちゃうロメロってなんなんだろうって。形式を借りて別なジャンル云々(たとえば西部劇や…大雑把に内戦、大時代的な悲劇)、やってる一方で、紛れもなく現代的なゾンビ映画であり、さらに自身でそれを拡張しようとしてる。個人的には技法に走ってて否定に走ったかのような印象もあった『ダイアリー~』より本作好きです。

サバイバル・オブ・ザ・デッド
いちお『ダイアリー~』との連関がある。愚連隊化した州兵ら(公然とオナるビアンがいたり等そこそこキャラは立ってる)が新天地求めちいさな島に向かう。だけどそこは対立する二つの旧家が諸々二分する因習の土地だった…。ほっとくと案外容易にゾンビになる現状にさらされているのでどっちも無茶な主張(彼方「死人だから再度頭部破壊」、此方「神の教えに背くっぽいのでクサリつけてペット化」)を張りあう。調整役の娘もまた死人に。けれどペット化も案外わるくないのかも展開になるのであった。そう、ゾンビ云々は正直あまり関係のない大家族vs大家族っていう古めかしいトラジディだったりなのです。

グレッグ・ニコテロがコンサルでクレジットされているからというわけでもなかろうが、本作のゴア描写は大変見ごたえがある。水平撃ちされて頭部が雲散したり、TNTで一体まるごと雲散したり、消火器の圧で頭部中の穴からいろいろまろび出たり…。都合が良いだけで深みもないもののなぜか妙な納得感を与える人物描写、とくに主人公格の州兵のリーダーがけっこうヘタレで、振り向きざま後ろにいるゾンビを誰彼から退治されるっていう描写がリピートで散見されたりたのしい。

ロメロは性根のぶぶんで果たしてゾンビなんて撮りたいのかしりませんが、直近あった批評性から一歩ひいて、純粋に身内どうし殺りあう人間ってひどいよね?っていう純な佇まい。その結果がこのせまい社会での同士討ちの構図。ゾンビちゃんの凶暴性はあきれるほど減退し飼い慣らされる一歩手前。人間サイドのアビリティ上昇というよりゾンビの弱々しさや排斥のされ具合、元ヒトという尊厳の目減りぶりがまさしく現代人のそれなのだろう。御大自ら馬肉パクパクなホースイーターというまさしく新境地の可能性をほのめかしつつ(だれか日本で鯨肉で同様の設定筋やらないかな…)、でもあのラストショットはまじびっくりするよね。死してなおゾンビ同士メンツの張りあい、まるでマンガすれすれ。満月を背に空砲が鳴るなどと…にじむ本気、そして争うことの不毛さ。

サバイバル・オブ・ザ・デッド

(ソラリス4)
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