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恐怖 (2009)
2010 / 10 / 15 ( Fri )
観おえてもう1時間は経ったがいまだに頭に重石が載っているような感覚というか、または火鉢の箸を押しつけられているような感覚というか、そんなものがズーっとこびりついたまま。本作はallcinemaですらレビューゼロって一体…という、安易に語れないような、語った端から否定したくなるような(ないしはテメエの底を開け晒すような)困難さを携えた高橋洋の堂々たる商業映画。予告は確実に今年度ナンバーワンなんだけどな…。

片平なぎさ(なんと役名は"間宮悦子"!)の恐怖の計画に実の娘(藤井美菜&中村ゆりの美人姉妹!)やら斉藤陽一郎やら長宗我部陽子やらが巻き込まれていくおそろしい話し。開頭して脳のシルビウス裂ってトコに電気刺激与えると霊的進化を遂げるなどという…そんな尋常ならざるキチな筋なのだが、片平をはじめ前述の長宗我部や高橋長英などの働きによってあっさりと、ソレがスクリーン上に現前する。とはいえ展開そのものは美学校の学生スタッフらが関与して多少VFXや画的満足が後退して、尺も詰まっても達せられる程度ではある。要は、そんなに現場予算かけられない展開になるものの、なんでこんなコトになるのよ?っておもってしまう流石は高橋洋という内容。

まず女優がとにかく全員すばらしい。ちょっと出て致死量超えるモルヒネセルフ投与してダイイングメッセージ遺して死ぬ吉野公佳はともかく、藤井、中村、片平、長宗我部ら全方位型美女が終始出ずっぱりなのでとにかく満足。展開的にはいちお最後まで現実に立脚した藤井の視点を借りながら、でも全員でもって両の目の視覚のその先…あの世とか、もう一つの現実を追い求めて行脚する。先行して向こう側に往ってしまった中村ゆり&波多野桃子が先導。鏡面世界(もうほとんど死後の世界)のカラコン付けたもうひとりの自分に対面するらしいのだが、先の二人は同一化して進化してしまってるのね。

序盤まではなんとなくルーディ・ラッカー的というかベタだが『ヴィデオドローム』みたいだなーとかおもってたんだが、片平の好奇心になにもかもを持ってかれた格好になる。ネタバレだけど吸血鬼に襲われた被害者さながらに絶叫する中村にあびせる藤井のセリフが、そして盛塩よろしく小山になった灰(燃え尽きた白光?ただの練炭燃焼滓?)と、ウィンドウガラスとおぼしき傍らに散乱するガラス片が、その大よそを語っている。死に魅入られたひとはすでに死んだも同然。比重の重い輝ける焔にすべてが飲み干されていくさまなんかはアレですよね。こういうレンタルビデオ昔見たっけなー的郷愁すら。

ただし…いわゆるアニメで云う"エフェクト"で霊的進化なる怪異を、外在的に表現するに留まっているとしか云わざるを得ない(撮影は芦澤明子、VFXは松本肇)。むこう側がこっち側を侵食して攻撃してくるふうには、とてもおもえないのだ。斉藤が十字にアタマ割られてるあのオチにしろ、観客の混乱を倍化させるだけにしか働いていない(だってあんなんわりかしどうでもいいとおもえるので)。まあそうなんだけど、そんなんより…キチガイ母娘らの振舞いより、まったく無関係な斉藤陽一郎や長宗我部陽子がゾーン的なもんに侵食されていくトコがもっと観たかった。とくに下眼嶮が最高にセクシーな長宗我部などは、やはり彼女もブッ倒れて豆腐とオカラよろしくリノリウムを汚す飛沫と化してほしかったきがします。

恐怖

(14日、シアターフォルテ5にて)
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