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七瀬ふたたび (2010)
2010 / 11 / 13 ( Sat )
いくつか作られているTVドラマ版もしらないし本作の評判もよくしりませんけど、こりゃー結構叩かれても仕方のない出来ばえかも。むしろ本作こそ小中兄弟ががっちりタッグ組むべき企画だったのでは?とか好き勝手云いたくなる(ポン!と無謀なミリタリ描写が加わるなど伊藤脚本らしいといえばらしい)。でも…おれは本作きらえない。これでも大いなる愛を持って真っ正面から原作に向き合った結果のようにおもえてならないので。であれば禅の金言ちゃんと云えてないダンテ・カーヴァーも、「ピュー」って宙を舞う七瀬も、もうなにもかもすべてが許される。チープなセットと石切り場の奇跡。

七瀬ふたたび(2010)
ご存知筒井康隆の七瀬トリロジーの、最も活劇度合いの高い第二作目が、なぜか精神年齢低めの作風で知られる小中和哉&伊藤和典のコンビで唐突に映画化。知ってるひとは知ってるとおりの、虐げられ追い詰められた能力者たちが謎の当局機関との全面対決を余儀なくされていくという破滅の物語。本編前なんとしょこたん!の手によるモノローグ(なかなかの出来ばえ)も活用して申し訳程度に登場人物およびバックボーンがダイジェスト的に語られるが、すでにTVシリーズの最終2話みたいなテンションの高さ!原作知らないとどうなの?とおもいつつもこの強引なスリリングさは買える。

わけわからんカッコして行きずりのぬくもり欲してるビャッチな前田愛や、生来のもっさり感を活かしきった内向的な芝居に徹したサトエリ等々なかなか女優陣豪華なんだが、それら含め引っぱるのはタイトルロール演じる七瀬役の芦名星。極端な美女ではないが(あまりに使い古された表現だけど)まあミステリアスでわるくないです。反面田中圭のちょい貧相さや、初期神木きゅんをファストフード漬けにしたようなノリオ役の今井悠貴クンの妙なおっさんくささ(ノリオと七瀬の再開シーン、妙にエロねちっこいの)、あと聴き取りづらいダンテ・カーヴァーなど男性陣がややイマイチ。テレパス側の受像という「例の表現」も、都度画面がエフェクトまみれになるものの、まあボイスオーヴァーなどよりはよい処理だったきがする。チンケで胡乱な妄想で目の前の女の裸を想像するあたり云々は手書きアニメで表現。手塚の「アニメラマ」っぽいなあ~とおもってたらクレジットには黒坂圭太の名が!うーんマジっすか…。正直、吉田栄作の内面に入り込むあたりはダメだなーっとおもった(ガイナに頼んで摩砂雪あたりにDVカム持たせればよかったのに)。

ショックシーンも西村映造に頼んだりなどがんばってるけれど、でもどだい無理な企画だよこれは。やるだけ損な…けれど撮るしかないし、こちらは観るしかない。云うなれば蛮勇しか評価できない。都合よくプレイバックしてコト足りるあたりどうなの?とかおもってしまう。とって付けたような希望…?いやちがう。時間遡行して何事もなかったような時間へ?けれど褪せてしまった現実、七瀬は力づよく云い放つ。「立ち向かうべき未来」。…その一言で北海道行きのフェリー乗り場が、皆が色彩を帯びてゆく。その言葉に重みがあるから。…きっちりと描いてるじゃないの!なのできらえない。おれはすきです。

七瀬ふたたび(2010)

(12日、フォーラム2にて)
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