スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | page top↑
SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~ (2010)
2010 / 11 / 17 ( Wed )
なんで地元でやんないのかなーとか、薄ボンヤリしながらアルコール呑んでると誤って事故的にamazonあたりでポチしてしまうケースってのがままある。なので前作はDVDでわざわざ買っていた…観てなかったけど。ほんである日行きつけの映画館に本作のポスター貼ってて、なんだよ前作も上映してないのに続編かけんのかよ!なんたる地方格差!理不尽!などとおもいながらも、ああ、これであのDVDを開封して観る理由ってのができたなーなどとおもっていた。部屋探して3日後に無事発見、前作DVDで観たのでした。ほんで本作。基本のラインはまったくおなじなんだけど結論的に云えば2は前作より遥かにすばらしい。新手のオンナノコ映画ですわ…。

SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~
北関東とか、そういう地方で、いまどきヒップホップなぞに目覚めた多少世間的にずれてる若者らが無根拠にがんばっているサマを、いかに半ば哂ったり共感したり喝采したりするのか…!みたいな趣向つかテーマが根底にある。それは前作も続編たる本作も同様。前作は埼玉のクズ無職がどこにも出せない誰にも理解されないプライドとかスキルとかパッションとかをブスブス燻らせて、あげく友情とか寄る辺失ったり…みたいな一貫してローな話しで、とにかく主人公らの境遇と風体の貧相さに目を見張った。いくら低予算とはいったって、こんなムサっ苦しい連中の無根拠な生き様とか見せられてもなーって。なので紅一点で、主人公らの同級生でありつつ元AV女優で実家に戻っているという設定のみひろの、その透徹とした突き放し方にのみ納得がいった。そう、ラップやってモテるとかそういう生温かさはないあたり正直なだって。

基本的にまったくおなじ路線の続編だが、舞台を群馬に移し、なおかつ主人公をオンナノコに設定にしてただ前作のストーリーラインを追うという新味のない中身。なのだが前作に比して天と地ほどのちがい、おもしろさがある。27才くらいの、先々の見通しわかってなきゃなきゃならない適齢オンナノコらが、いまだに昔の夢抱えて必死になる。特別美人でもないコンニャク屋の一人娘山田真歩、東京から出戻って親の借金抱えて路頭に迷う安藤サクラ(この埃の舞いそうな倦怠感!)、どうしようもないオトコにつかまって泡風呂沈めさせられてる桜井ふみ…高校生のころのような輝きなんかもうすでになくて、現実から必死に逃げようと志ながらマイク持ちフリースタイルする。一瞬テメエの立場だとか累積債務とかチャラになる(でもすぐに現実がカチコミかける)。そんなんの追いかけっこ。胸が痛むし、同時にきゅんきゅんする。

まずねー贔屓目に見てもやっぱオンナノコいいっすよ!主人公格の山田真歩も、たぶん不美人って設定なんだろうけど全然かわいいし。のこるふたりも歌えてるし動けてるし、前作のヤローどもなんか観ていられない。この入江悠って監督、よくわかりませんけど妙な緊張感孕んだ(いやあえて弛緩した、かも)長廻しが特徴のようで、なんで切んねーのかな…っていう長さがいつしかリズムになっている。前作からさらに際立ったこのふらふらしたカットのなかで、精一杯の彼女たちのいまが伝わる。相変わらずお父さん役で気を吐く岩松了もすてき!いるだけで物凄い安定感を醸しだす。シュッシュッシュッ!っていうフックの利いたB-hackの曲も最高(ポップなのでSHO-GUNGのより耳にのこります)。ほとんど発明とでも云うべき前作を見事踏襲した感涙のラストも、そこで安易にスパッと終えないで更にシーン繋いで後日談まで持ってく余裕も観ていて心地よい。でもやっぱDVカム→DLP上映だとあまりに暗すぎるんじゃないかなあ…。

SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~

(9日、フォーラム1)
映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<But we are just looking for a shortcut. | ホーム | 七瀬ふたたび (2010)>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://daliandisease.blog47.fc2.com/tb.php/2396-7170a8f3
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。