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ハロルドとモード/少年は虹を渡る (1971) ※リバイバル上映
2011 / 01 / 09 ( Sun )
神聖かまってちゃん…つーか富豪ニートのこまったちゃんと、筋金入りの自由主義者ばあちゃんとが織りなす変則ラブコメ?自分さがし?婚活物語?ニューシネマ?…そんなかんじ。カルト扱いされてるけど、こんな片田舎でも上映機会があってたいへんうれしいし、そこそこお客さんもいた。

ハロルドとモード/少年は虹を渡る
主人公ハロルド(バッド・コート)すべてが満たされているのに、おそろしいくらい空虚。やることなすこと意味を見いだせないでいる。ついでにいうと生き死ににも興味失いつつあって、その趣味は他人の葬儀列席やビル解体現場見学、ときに自殺ごっこに興じたりなど(実母にしか見せる相手がいない上に飽きられている)。そんな彼が例によって他人様の別れの場面でヘンなばあちゃん(ルース・ゴードン)と出会うのだが…。

興味本位の葬儀列席などという奇妙なシチュエーションで男女が出会うってあたり、ベタだがモードはまるでマーラ・シンガーのように魅力的にうつる。そして彼女はハロルドのよき友人、理解者になっていく。このあたりで成長を促される主人公に課せられるとんでもないテーマ―婚活やら、陸軍に入隊…ありふれたクソったれたイニシエ-ション、おさだまりの大人への階段、通過儀礼を踏まされそうになる(が、モードの協力もあってさらりと清々しくかわす)。これってまあ、チラシの柳下毅一郎の弁まんま("これはあなたのための映画なのだ。")なんだが、個人的にやたらと身につまされた。

死んだふりしながらおどけあがくハロルドは、母親の云うなりのままコンピューターお見合い(まあ、ノッツェとかサンマリエとかあんなん)で三名ほど妙齢女子(そろって皆三次元の負性宿す)と会ってみるが毎回シアトリカルなスーサイドを見せつけておれを笑わせる。けど彼は必死なのだ。結婚とか、そんなもので生きる実感や社会の一員としての自覚なんか持ってたまるか。反してモードのかわいらしさに(おれも)ヤラれていく。そして誕生する歳の差六十のびっくりカップル!極端な年増好みというよりほとんど二次スキーといった堂々たる風情。その姿は旧弊な価値観を持つ周囲の大人から理解されるはずもない。経緯や人物造形がやや極端なだけで、セリフから音楽からラストまで含めてじつにニューシネマ!なので、たいへんたのしかったです。

ハロルドとモード/少年は虹を渡る

(フォーラム東根8にて)
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