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ソーシャル・ネットワーク (2010)
2011 / 02 / 12 ( Sat )
感想つうか印象のみ先に云ってしまえば、なんともまあ…はぐらかしのない直球な作品だなって。冒頭ビール呑みながら他愛のない、けれど切実な彼女との会話。彼女がいるのに不機嫌そうな表情で。そして最後、元カノへのフレンド申請の答えを知りたくてリロード…。これもまた不機嫌そう。そういう、なんつうか…革命的営為と裏切りを端緒にした齟齬やカネ勘定のゴタゴタが、けっきょく個人的なちいさな想いでサンドされていて、想像していたよりも遥かにストレートな青春映画だった、という印象。ホーント男ってバカな。そして吹替で観たんだがジワジワ体温が上昇していく心地よさがあった。

ソーシャル・ネットワーク
冒頭の会話は個人的には20ヶ月前の県道沿いのファミレスでの会話を想起させる。彼女は別れ際「それはあなたが最低の人間だからよ」。終盤においても新人弁護士から類するセリフが吐かれる(内実は全くちがうんだけど)。頭に血がのぼってブログで悪態ついて(ここでも実名主義を貫く)、ビール呷りながらハッキング。そして上流階級の連中の狂態と「どっちのオヌヌコのほうが好みかね?」っていうお遊び(FACEMASH)が交互に映りこんで、加速度を増していく。どっちのオヌヌコが好みかね?なんてさ、そんなん誰でもやってんだろ。おれ今週秋保温泉のコンパニオンでもやってたよ?どっちがいい?そこには三人いて、ひとりはマネージャーでオバちゃんだから、なんで除外だけど、ひとりは茶髪で性格いじわるそうなオヌヌコ、もうひとりは黒髪で目鼻立ちのはっきりしているオヌヌコ。おれはあの、目鼻のはっきりした、ハーフっぽいコかな…(じっさい聞いたらフランス人とのハーフだった)。

そっからそのパニオンに猛アタックした話しはさて置くとして、嫌味な友愛会のジョッグスらを出し抜いて登録ベースの出会い系サービス運用し始めて、読みどおりやはり成功してしまった。友人で共同経営者のエドゥアルドと共にグルーピーを男子便所で喰って、毒気放ったザッカーバーグはここではじめて放心したような笑顔を見せる。のも束の間、おなじメシ屋に元カノ発見!!まあ当然だけどケンもホロロ。立ち去り際彼女からキツい一言、「TVゲームがんばってね」…。以後は成功の光の部分と、信頼していた友との別離や泥沼の裁判、憧れのナップスター開発者との出会い等々本格的に進む。本作は時制上その当時と現在とを雑多に行き来しながら展開する構造で、そんなんフィンチャーにかかったらお茶の子サイサイなんでしょうけど、やはりそのあたりは見事としか云いようがない。

時代は筋肉バカの仕切る時の終焉を迎え(学長が嘆願に来たバカ兄弟を一蹴するあたりはどうかしているほどおもしろいし、この学長のものわかりのわるさはザッカーバーグにちかい)、ついでにいうとショーン・パーカーのロックスターばりの振る舞いだってもはや旧世代だろっていうね…。まあ時代の変ぼうの真っ只中に身をおくスリリングな知的体験が味わえる。だが、前述のとおりやはり…やはりおもってしまうのは、億万長者になってもザッカーバーグの交友関係は本質的に豊かにはならず、向き合うのはVAIOだったり、もっと云ってしまえば口汚く罵るように(でもそれは本意ではなく)別れてしまった彼女への追慕や…まだ単純でいられた頃を懐かしむように独りF5キーを連打する姿こそが本作の眼目なのだとおもう。トレント・レズナーの劇伴もよかったし…。画的には、おそらく全編細やかな仕掛けがあったり、あの一卵性双生児の処理とか話題いろいろあるんでしょうけど、目を引いたのはバカ兄弟のペーロン競漕のあたりのルックですかね。ああいう逆ティルトっぽいの観たの『ヘブンズ・ドア』以来かな。

ソーシャル・ネットワーク

(11日、ムービーオン シアター3)
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