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ザ・タウン (2010)
2011 / 02 / 25 ( Fri )
おもしろすぎて頭抱えた。都合三回おこなわれるタタキの、しょっぱなの銀行強盗でむんずと掴まれた。ある程度評価得ていて、監督がベンアフだっつーことくらい、それくらいはわかっていたものの…なんつうか、よすぎて悩んでしまった。ちょうど後輩に云われててきとーに撮って、てきとーに編集した自主映画モドキをつくったばっかりのタイミングだったんで、反省したというか、俳優風情にここまでやれて、おれはこんなくだらないことを…などとむなしくなった。ただまあ、四の五の云わず観るべき真の意味での傑作。

ザ・タウン
とにかく…わるくないとマトモに生活すら出来ないような苛烈な街、ボストンのチャールズ”タウン”。この街にうまれて、親兄弟やセンパイなんかのやってる悪事を見て育ち、じぶんも見よう見マネで次第にゴトに手を染め、わるびれるでもなくそれを繰り返し、運がわるけりゃ警察に捕まったりして…そんなんが一般成年男子のキャリアデザイン。安っぽく命のやり取りをして、安っぽくハメたりするようなのが日常茶飯事の世界。たとえ仮に、アイスホッケーの才能があっても芽なんか出ようがない。もはやリンクがないのだから。街の外の世界なんか動物的カンでしか生きていない連中には想像も出来ない。そんな状況にあって、親子代々うけつがれた悪事をやってひさいでる男(ベンアフ)が、男子畢生危機一髪な事態を絡ませつつ、レベッカ・ホール!なんかとのロマンスなんかも絡ませつつ、でも最終的に、街を飛び出していく覚悟を決める…なんつう、遅れてきた青春映画のふうでもある。

前述のとおり主人公たちは劇中三回悪事に手を染める。最初の銀行強盗は大成功…だったが、とんでもない出会いとロマンスがそこに生じ、つづいて自分との生活レベルやなにからなにまでちがうチャンネーに惚れちゃって、当惑の中二回目銀行に押し入る…のだがヘマしたり、当局から本気でにらまれたり。三度目あたりになると、もうこの"街"ってヤツに完全に絡め捕られてしまって二進も三進もいかなくなる。惚れたナオンからは本気で嫌われ、元締めの花屋(ピート・ポスルスウェイト)からは足ぬけを禁じられる。沸点ひくすぎの狂犬じみたマブダチ(ジェレミー・レナー)も、どっかのオトコのガキ連れてプッシャやってる尻軽なダチの妹(ブレイク・ライヴリー)もうざったい。そんなタイミングでやりたくもないのにやらされる三回目のヤマ…怒号と飛び交う銃弾、バタバタと倒れる仲間たち…。

なんという作品なんだろう…たしかにマン臭…たしかに『ヒート』なんかとの近さ、熱さはたしかにある。けれど、丹念に過去の話だとか主人公の置かれている状況だとか、FBIにしろおざなりにしないで丹念に細やかにきっちりすくい取っている。そういう"タウン"の息苦しくて逃れられないあたりと、たとえばもっとデカイ規模の話、空撮で超満員の球場を堂々と捉えてスケール感を醸しだしたり、また過剰なくらい重苦しいカーチェイスやどうかしてるとしかおもえないほど格好いい銃撃戦なんかを難なく配置したりして…なんかベンアフまじでやばいよね。レベッカ・ホールなんかオンナの趣味もマンっぽいかんじします。けど、でも話しの終わらせ方が、ハッピーエンドじゃないけどつながりが持てるというか、本当に苦くってキュンとする青春映画のそれ、ってかんじなんです。最初ベンアフのツラぁ観てるの耐えられるかな…?なんておもったけど、おわってしまうのが惜しくなってしまう。そんな作品だった。

ザ・タウン

(17日、フォーラム2にて)
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