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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん (2010)
2011 / 04 / 23 ( Sat )
重みというか、まるで実体のない、でもイマイチ掴みどころのない過去ってあたりが、事件の陰惨さを逆に照らしつけているようなきがしないでもない。そんな過去のせいで崩壊真っ只中の、でも魂を復興せんと、救済せんとするオトコノコとオンナノコの物語。どこか他人事でグロテスク。んまーーー感想が書きづらい。原作はラノベらしいがよくしらない。監督は瀬田なつき。女性が…みたいなこと書くのもあほらしいし恥ずかしい。ただ、横浜聡子なんかとおなじ力づよさがあったきが。

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
まず、フィクションとしての描写レベルがヘン。凄惨な事件の、あまりに近しい当事者どうしが再会、それはまずいいのだけれど、オンナノコ(大政絢)の授業中、教室にオトコノコ(染谷将太)がもぐりこむ。「あ、まちがえた」。「あたらしい世界にようこそ、みたいな」。…こういうのってオフビート?連続殺人の容疑がかけられていても、「嘘だけど」とうそぶく。云ってる本人も云わせてる本人も聞いている本人も、何度となく聞く「嘘だけど」。そ、どんどん嘘にもならなくなる。このふたりは息苦しくなさそうだ。

本気がまったく伝わらない首を絞めるシーンやかき消されてしまうセリフなど、本作にじつはちかしい位置にある(と勝手におもっている。治療を諦めているカウンセリングなどもあるし)『アンチクライスト』との比較をうすぼんやりとかんがえる。まあトリアーとは比較にならない、ふわふわと定まらない描写のレベルにもようやく慣れてきた頃、げんのう振りおろす鈴木卓爾あたりでまたこちらのきもちが砕かれる。なんだよやっぱ黒沢清門下なんだなーとか、でもなんか長まわしやヒキ画は継承してないのなーとか、クソどうでもいいことかんがえはじめる(劣化コピーみたいな…とまではおもわなかった)。

田畑智子、鈴木京香といった趣味はいいが詮索好きのオンナたちがオトコノコのまわりでああだこうだ云い始める。やさしい嘘ってなんなんだよ。屋上で繰り広げられる会話。夢のような、空洞のような、中身のないドーナツのような風景。空中キャンプというより中空キャンプ。「嘘になるんですけど…」。ただ「まーちゃん」、と呼んでもらえれば誰でもあの子は構わなかったのかな?嘘をつくにも必死だし体力がいる。フードのオトコは王位継承出来ずみーくんには成れず、カエルの子は(所詮)カエルっていう残念な結末に。そうして最後に待ちかまえるクレーンショット。ああいうラストは卑怯だろって!ってくらいクソ感動してしまう。世界が崩壊しても一緒にいる覚悟。あまりに直截なフーパーのり(つうかやはり黒沢門下っつーか)で、力ずくで納得させられたしハッとした。

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん

(9日、フォーラム2)
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