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白いリボン (2009)
2011 / 04 / 25 ( Mon )
ドイツのちいさな田舎の村でおこるいくつかの原因不明の出来事、事件。ハッキリと誰も口には出さないが、よくない事が起こると皆がささやく。終始なにげなさギリギリだが、その犯人や目的はさっぱりわからない(目撃者もいない、証拠も忽然と消えてしまう)。事件と事件とに間ができてしまって、オブラートにつつまれて、それら関連も見当たらず、疑心暗鬼になってしまう。ついでに云えば、大人だけでなく子どもも罪を犯している。見えない不安をいつしか村人の一員となって強制的に体験させられてしていく…そんな映画。ハネケってよくしらないんですが、おもしろいおもしろくないでなく、尺(144分)が全くきにならないほど没入した。

白いリボン
モノクロの画が端整で大変うつくしい。けれど同時におそろしいイメージもそのなかに溶けこんでいる。盛大にすっ転ぶ馬、そして落馬、太ももと陰毛だけが目立つ横たわる死体、男爵のキャベツ畑、庄園の火事、首吊り、キリストのようなピーピー、立ちバック、うろつくガキが垣間見た真夜中のどっきりドクターによるお医者さんゴッコ…ニュアンスしか示されないが、なんともスリリング。朴訥なる村人は素直にしんでいく。ディスカッションに参加するのは医者や教師や牧師といったインテリや、金持ちの男爵。ただしひみつのカードで子どもたちがいる。んまー堅信礼のあたりはおなかが痛くなった…。

誰しもストレスや諍いの種を宿している。それらが順序よく爆発していく。迫害だの脅迫だの復讐だの…尋問する者、される者。頬を叩く者、叩かれる者。この村から去ることができるひとはまだいいけれど、詳らかにすることもできず、不満くすぶらせやがて爆発する。サラエボで皇太子が暗殺されて、この寒村の奇妙な事件と歴史ととが関わりあいはじめるあたりで事態に変化の兆しが。狂言回しの30過ぎの小学校先生がいるんだが、このメガネも原因大きいんじゃねーの!?って。隣村の17歳の娘っ子にどっぱまりになって教育者としての責任を放棄して、かなり煮詰まってしまってから武富健治の漫画みたいなディスカッション&犯人探しとなる。戦争がちかづいてしまうと土砂にでも流されたかのように問題が一気に矮小化する。当事者っぽい奴らもいなくなった。はあ、なるほどなー…とおもってしまった。この国でも先月あたり、開戦のきざしがあったじゃないか…。

白いリボン

(22日、フォーラム2)
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