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ファンタスティック Mr.FOX (2009)
2011 / 06 / 06 ( Mon )
このおもしろさを貴方にどう伝えればいいのだろうか…児童文学とはいえ(原作はロアルド・ダール)、やってることはウェス・アンダーソン過去作とまったくおなじなのに。そう、父子の間にくすぶる葛藤や兄弟やそれにちかい間柄での強烈な劣等感や孤立感、喪失感…あとは多用されるバストショットや音楽の使いかたね。それなのに、すくなくとも『ダージリン急行』や『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』よりも、おれはこのどうぶつパペットアニメのほうがグッときた(『ライフ・アクアティック』は未見)。登場人物は山のまわりのどうぶつたち(と悪鬼のごとき人間)。主人公Mr.FOXは、ウチら野生動物だから仕方がないと言い訳しながら次々と犯罪に手を染めるただのチンピラ。そんな反省もしないバカな男にほれた妻、そんなふたりの間にできたヒネたガキ。それらと仲間のどうぶつ君たちが、銃弾や重機や発破喰らいながらもしたたかに人間にたちむかうさまは、んまあ強盗物でまさしく『平成狸合戦ぽんぽこ』だなーと。派手な机ガシャーンシーンもあります!

ファンタスティック Mr.FOX
キツネ時間で暮らしているFOX一家。むかしはおれもワルでさー…みたいなエピソードから開巻。人間が飼ってるニワトリを泥棒しながら生きる。生き方が不器用、というかへたくそなのな。そんなこんな、とっ捕まるのだがMrs.FOXが一言、「アイムプレグナント」。だいたいこのパンチライン一句で物語って一気に駆動するものです。数年後、"穴暮らし"からゴージャスな"木の暮らし"をもくろむMr.FOX、目がドローンなネズミ君とともに周辺にある悪鬼のごとき人間どもの工場からトリやらシードルパクリながら凌ぐ。だってさー、ローン金利をきにしなければならないような生活いやじゃん?エキサイトしてガウガウガウ!って生活じゃん?だってウチら野生動物だからさ…。

そんななか、川向こうから甥っ子がやってくる。Mr.FOXの実子より出来がいい(実子のほうはまさに豚児といったふぜいなの)。実子でなく他人であるよその子を頼るなんつーのは、じつにウェス・アンダーソン的。活劇もたっぷりだが、おもわせぶりに雷雨を描くMrs.FOXなんかもきにかかる。…根本精神にあるのはぜったい反省しないということ。だから本作はれっきとしたドロボウ映画、強盗物足りえている。絶え間なくアクションしつづけ、喋りつづけているのだが当ててるのはジョージ・クルーニーやらメリル・ストリープやらビル・マーレイやらウィレム・デフォー(ホント吹替でなくて大正解)。冬が来る…おれたちマジ輝いている(で、本当に輝く)。またしてもプレグナント。反省なんかしない。だって、だって野生動物だから。

ファンタスティック Mr.FOX

(2日、フォーラム2)
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