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SOMEWHERE (2010)
2011 / 06 / 08 ( Wed )
たとえばほら、おもいがけずケガしたり病気したりして自由が利かず健康が損なわれたりすると…まあ入院したり。そうすると妙に反省してメランコリックなきぶんになるじゃん。日々の健康なときを感謝したり、えらく遠い日の想い出にしてしまってやたら感慨ふけったり。とまあ、そんな程度のペラペラしたムードや心象風景といったモノを浮き彫りにしたいつものソフィア・コッポラ映画。いつもどおりなので、なんらの新味もないけど、すきなひとにはたまらないひと時でしょう。今回はランス・アコードではなくガス・ヴァン・サントの諸作でしられるハリス・サヴィデスの冷えて乾ききったキャメラに、いつもどおりセンスいい音楽が彩り添える(内トラだけど)。オヌヌコもあいかわらず趣味よくて、今回エル・ファニングでかわいいしね。

SOMEWHERE
先々週あたりお話ししたとあるオヌヌコが、(いわゆる)ガーリームービーってのはきらい!って仰ってて。んまーおれも同感なんだけど、その言葉の持つ磁力というか、♀による♀のための♀映画、っていう需給のしくみ?消費傾向が透けてみえるあたりはおれもきらい。だいたいバカにしてるだろって。でもガーリーの代紋背負ってるみたいなソフィア・コッポラそれ自体、おれあんまきらいじゃないんよ。

それが許されているから、だれも止めに入らないから、役者の仕事が詰まっていないときは自由気ままにフェラーリコロがして、夜は自部屋にデリ…でなくてポールダンサーとか、女優の卵みたいなそこいらにコロがってる生牡蠣喰って、合間ビールとか適当に呷って、ときおりジャンケットとか特殊マスクの工房行って仕事したり(押さえるトコ押さえてサボったりはしない)…そんな適当人生をおくってるスティーヴン・ドーフ(このキャストの絶妙さ!)が、つかず離れず程度の関係だった愛娘のエルファニちゃんと、つかの間すごすことで生じる心の変化。

いやらしい腰つきでポールダンスする商売女と、一生懸命フィギュアスケートの練習する純真無垢な愛娘といったくっだらない対比なんかを織り交ぜつつ、おれカネあるしおれモテるしおれセレブだしで、余裕綽々なドーフが陥る得体の知れないうっすらとした不安…が本作のキモ。「クレオ・・・傍にいなくてごめん」。ほんでアイムファッキンナッシングとか、はずかしげもなく電話口で嗚咽。たぶん、放蕩の限りつくした男が心入れ替える立派な話しではない。普段の生活からちょっとズレただけで、空白はきっと行きずりの女で(いつもどおり)紛らわせられる筈だ。けれど…けれど、んまーアラーム音とないまぜになってく劇伴もあまりに卑怯なんだけど、ラストかなりグッときました。

SOMEWHERE

(5日、フォーラム1)
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