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ウルトラヴァイオレット
2006 / 06 / 25 ( Sun )
なーにがミッションインポだっつうハナシだ!人前で失礼だよ!そんな世間に背を向ける本作。

おれはジャンル映画(ジャンル:ゲーム/マンガ・アニメ…っておい君、コミケかよ!)に固執するミラジョヴォを断固、支持する。とは云いながらも観るまでは不安満載だった。
でも、観れば分かるさ。すばらしい。たのしい。

カート・ウィマーは、つくづくエライ。まるでまるで…まるで北村龍平みたいじゃないか!

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はっきりいってハナシは陳腐でバカで、バンド・デシネみたいな脇の甘さがめにつく。

画的にも『KILLBILL』以降の剣技マーシャルアーツと、結構ローエンドでかつ無理やりなCGI合成による未来世界描写(まるで馴染んでない。正直PS2のデモムービーのよう…)。
これに加え、人物の表情は押井の『Avalon』や、ビラルの『ゴッド・ディーヴァ』風処理。

この処理方法は細部を切り落とした(=情報量の少ない)背景なりに合わせるためであろう。
押井のように、演出上の要求意図とは思えない無骨さ。カート・ウィマーのザックリさ発揮。

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ともかく、ミラジョヴォの魅力満載です。これは…アホだアホ。すてき。
狙っているのは実写版草薙素子…顔立ちからして繰り返すが『Avalon』の“アッシュ”そっくり。
ガンガン衣装変わります。要はコスプレ。眼鏡つけたミラジョヴォもグゥ。ジュンとくる。

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ケロベロスサーガ風パワードスーツがさも平然と登場したり、いくつかのシーンでやはり押井守の影響はやはりものすごいんですね。

最近、薄味の邦画ばっかり観てたから、こういうザックリでかつ濃い目の映画はグーですよ。

(ソラリス6)
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