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ツリー・オブ・ライフ (2011)
2011 / 08 / 16 ( Tue )
尋常でない暑さで涼を求めて映画館に出向いて、なんだかブラピがお父さん役なんだってさ~…程度の認識で座席についていたお客さんは、一体どんなきもちで観てたんでしょうね。おれはといえば、いつ寝てもいいように上履き脱いで股間掻きながらリラックス体勢になって、ついでにアイスコーヒー飲みたいのに買い忘れたから買いに行こうかな~…どのタイミングで抜け出ても(だってテレンス・マリックだから)おなじだろうしな~…などとおもいながら、でも寝ることもなく売店に行くこともなく、まんじりともせず唖然としながら、でも陶然と観入ってしまっていた。

ツリー・オブ・ライフ
よーするにですね、お父さん役のブラピと、お母さん(ジェシカ・チャステイン)と、長男のショーン・ペンが、(文字どおり時間も空間も超越しながら)喪ってしまった次男を自らの責任のもと省みまくるだけのお話し。んで、最後は理解しあう、みたいな。まず序盤はやや混乱交錯しながら次男の死までを描き、漆黒に薄ぼんやりとハレーションが浮かび上がりそれを章立てに見立て、序盤~中盤にインターミッション的フックでモニャモニャとしたナレーションが被りつつ、スターゲート通過やスターチャイルド誕生、人類開闢やらジュラシック・パーク・ライクな…驚きのスペクタクル超絶美麗ハイデフ動画(担当はプライムフォーカス、ダブルネガティヴほか)が繰り広げられる。中後半は、ただひたすらブラピ演じるお父さんの、判で捺したような家父長制度を徹底的に嫌悪するペン成長前の長男クン(ハンター・マクラケン)のボーイズ・ライフに費やされる。

とにかく、なんなの!?ってくらい凝りに凝った映像が愉しめる。撮影はエマニュエル・ルベツキで、執拗に背後からのショット(幼少期多し)、対象前面へのアオリのショット(現代編で多し)、あととにかく終始中央右上に洩れ広がる光!水中だろうが生家の食堂だろうが宇宙空間だろうがブワワとひろがり、偉大で尊厳なる存在を恐れ戦いているかのよう。かとおもえば編集もやたらキレがよく、確実にあの世を狙ったクライマックス、水淵のシーンなどあきれるほどのカット数でたたみ掛けテンポがよろしい。狙いどころは真逆だろうけど、個人的な事情を神の視点で薄目で俯瞰するあたり、またそれを強引にCGIとカッティングで紡いでいくあたり(人物、実景画と見事にマッチ)、そしてそして…オーディオヴィジュアルに和姦でなく強姦されてしまうような品格ある横暴さやダメージは、ニュアンスとしてのみギャスパー・ノエに近しいものをかんじた。

ツリー・オブ・ライフ

(ムービーオン シアター6)
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