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東京公園 (2011)
2011 / 09 / 06 ( Tue )
ちょっと…絶句した。えらく高度かつ難度のある雑多な中身なのだが果敢に挑戦してて、そんでもってほとんどクリアしてる…青山真治は深夜アニメの演出もおそらくソツなくこなしてしまうだろう。というか日常系やらせたら相当うまいだろ。とりあえずタイトルがバーンと出て、右にメインキャストが上から並ぶ。三浦春馬、榮倉奈々、小西真奈美、井川遥…。ああ、これはイケメンの春馬クンがこの三人の美女に翻弄されたり翻弄したりするギャルゲなのね、とおもった。実際のところ2/3くらいはそのとおりなのだが、それでも青山真治の誰も頼んでいない新境地、といった風情で頼もしいのと同時にクソ興奮した。傑作『サッド ヴァケイション』を経ての、奇妙な陽性ぶりもわるくない。撮影はたむらまさきから月永雄太に(冨永昌敬とよく組んでるみたい)。真正面からとらえた同ポジ切り返しが印象的。あとまた波や風のざわつきや日常エミッション、腹の虫まで聞こえそうな菊池信之の音響も、これまた印象的だった。

東京公園
カメラマン志望の大学生の春馬クンが、ひょんなことから子持ちの美人人妻(井川遥。なかなかおもいきった使い方)を隠密撮影する短期バイトを開始する。なんかしらんけどヒマだし、美人ちゃん撮ってカネになるのはいいよね。それだけにとどまらず、血のつながらない美人姉(小西)と、幼馴染で腐れ縁で急逝した親友の元カノでゾンビ映画狂のカワイコちゃん(榮倉)との、危うくもほのぼのとした恋人未満関係なんかも同時進行。このようなちょい奇妙な展開のなかにひきこもりの親友ヒロ(染谷将太!)なんかもまぜっかえすかんじで混入してくるのであった…。

人妻、姉、幼馴染…厳選されつくした三種類の美人ちゃんが目の前に居てですよ。うち一人がゾンビのエッセンスふりまいて(「やっぱ『ゾンゲリア』最高っすわwwww」とか、ありえない台詞吐く)、くわえて幽霊も部屋にいて(小学館系…もはや高橋留美子とかゆうきまさみのノリ)、そこに宇宙人とかエスパーとか加わったら最強でしょ?加わんないけど、そういう純和風ラブコメの要素をしっかり押さえながら、どうしようもなくせつないきもちにさせられる。ギャルゲを第一級の演出とキャストで実写でやってみせて、結果的には超ど級の女優映画と化す。訴えたいのは、目の前の幸せをぜったいに手放すな、というシンプルなもの。井川をのぞくタイトルビリングすべてが、三途の川が敷かれている不自由な存在。

北九州から現代の東京というモチーフに移行したとき、頭よぎったのはおそらく黒沢清『トウキョウソナタ』あたりだとおもうが(まぁ、語感と井川だけかもね)、そのあたりかるく受け流しつつ、酔客に扮した島田雅彦にさらりと東京の中心に巨大な公園云々かんぬん…と云わせるあたり、したたかだなーって。本作、井川はともかくとして女優映画なので、やはりそっちに目がいく。小西真奈美、とあるシーンからえらいことになるが(観てて劣情に駆られる)、それでもやっぱりおれの目線はつねに榮倉を追っていた。本作の榮倉すごいイイです!あんなこイイです!いやもびっくりした。そのー…すべて熟知感?物語を溌剌と駆動させて、仕切って、かつ淀ませる。春馬クンと榮倉とのやりとりは、一生観ていても飽きないきがした。会話は基本切り返しで、ノリとともに齟齬も走る。あんないびつでイイ子いないとおもうし、完全に男子目線で構成されたキャラだとおもった(故、女子受けしないとおもうの)。あんなオンナノコ…あんな榮倉だけ取っても、本作を観る価値がある。

東京公園

(5日、フォーラム4)
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