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モールス (2010)
2011 / 09 / 23 ( Fri )
はぁ、これってオリジナルのマンマじゃあ?…ってきがしました。骨格のみならず、わりかし細部まで原典たる『ぼくのエリ 200歳の少女』に沿っている(ちょうど一年前なんすねえ…)。なにより観ながら、そして鑑賞後のきもちやムードまでがオリジナルさながらで、よくもわるくもなにもかわらない。むしろオリジナルDVDツタヤで借りてみれば済む話しじゃん!的な。ストックホルムをレーガノミクスドUSAに切り替えた、そんな程度だし、後述するもののハリウッド的なドッカンを巧みに拒否。とはいえ、「わるいもの」や「よくない行為」をまんじりと眺めるという、そういう背徳感は薄いのであった(主人公の男の子が善悪の彼岸を鑑みるシーンなど蛇足の極みだし、それってハリウッド云々でなくリメイク映画の限界)。とはいえきらえない。わるくない。オリジナルが、「文芸を真っ正直にやろうとしたら、いや増しゴア描写が半端なくなった」だとすれば、本作は「ジャンル映画が真摯に文芸を模したら、借りてきた猫みたいにメッチャ大人しくなった」というかんじ(伝わらない?)。そんな本作の監督は、個人的にPOV/ハンドカムSFX映画の最高峰『クローバーフィールド/HAKAISHA』のマット・リーヴス。以下、比較しながら芸のないネタバレ大有り。

モールス
大資本で撮られておきながら部分的に派手さが減退しているシーンさえあって(いわゆるショックシーン)、ハリウッドリメイクが陥りがちな創意や豪奢ぶりは本作では不要だといわんばかり。このかわらなさはオリジナルへの敬意だけじゃなく、マット・リーヴスの演出上の幅(と品性)を逆に訴えんとしてるきらいも。どうせリメイクして比較されるくらいなら、どこまでカバー裏腹の本音演出が出来るか(まあこれも創意か)、そういうものにトライしてるかんじもします。キャストが、作品前半の寄生先のおっさんに、リチャード・ジェンキンス!あとオリジナルでこういう役回りの人いたっけか?な(おれ基本的に記憶力ないのです)警官にイライアス・コティーズ!このひと善人やらせてもクセ出すのなー!しっかしこのふたりのキャストは大興奮。イライアス・コティーズ配置でオリジナルより抜群に分かりやすくなってる。

反面クロエ・グレース・モレッツちゃんが中性的でなくてマンマ雌化進んでるんで、観てて複雑に(よほどオドオドしてる主人公の男の子(コディ・スミット=マクフィー)のほうがよほどキュンキュンする)。主人公男子の精通フイーリングから、冒頭醸し出してた女児にわるさしそうな異常さの片鱗がどっかいった部分と、クライマックスの(呼ばれて出てきて的)藤子不二雄的都合のよさに違和。原典越えしているのはイライアス・コティーズと自動車事故の執拗な後部座席ワンカットですかね。でもでも、繰り返しになるけどマット・リーヴスのやったことってのは、残酷描写の際限のないラットレースからイチ抜けしてそのまま終止符打った、そういう美点もあるんじゃないかな。

モールス

(22日、フォーラム4)
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