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メタルヘッド (2010)
2011 / 09 / 26 ( Mon )
メタルキッズの生態写し取るドキュメントみたいタイトルだけど、原題は"HESHER"って登場人物の名前。母親の突然の死…ショック受けちまったお父さん(レイン・ウィルソン)と息子(デヴィン・ブロシュー)、彼らを見守るほかないお婆ちゃん(パイパー・ローリー)の住む一家がいっせいに沈うつなムードで喪に付してるさなか、長髪で上半身裸で(中途半端な墨がはいってる)、黒いおんぼろヴァンを駆る謎のアンチャン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が現れ、ムードもへったくれもない事態に…。どうみても目の前にはDVDの再生画面なのだが、やたらと役者はリッチで、そこにナタポやジョン・キャロル・リンチなんかも彩り添える。スペンサー・サッサーというMTV出身の監督さんによる、ふしぎな風合いの暴走映画です。ややネタバレ。

メタルヘッド
めそめそしている父子のまえに、突如現れる、一見厄介なやつ。じっさい警察に向かって発破なげたり、いじめっこのクルマにガソリンかけて燃したり、売り家の庭先プールを破壊したり…自由。これって『テオレマ』とか『家族ゲーム』みたいな話しなの…?などとおもった。倫理や常識を破壊する価値紊乱者なのかなーって。父子は、そんなふうに揺さぶりをかけてやるには腑抜けすぎる。後に登場するナタポも、薄給で自賠責にも入れないようなパートタイマーだったりで、やはり徹底的に元気がない。そう、ただの乱暴者が台風のように現れては去っていくだけの話しではない。あまりにも巨大な喪失に直面して右往左往する我々のまえに、堂々と現れる。

ようするにヘッシャーっている薄気味のわるいオトコが、じつは「どうよ元気にやってんの!?」って気軽に声かけてくれるような、むしろある意味母親の死が遣わせた、天使やゴーストや妖精のような超存在にしかおもえなくなる。どっちかっつーとヘッシャーって、先に挙げた作品のそれではなく『フリクリ』のハルハラ・ハル子みたいなかんじなんすよね(母親の死を乗り越える、であれば『SUPER 8/スーパーエイト』とかもだよね)。母親の死のショックを、時間経過でなく圧倒的なもの(宇宙人やメタルのアンちゃん)との真っ正面からのふれあいで克服、みたいな甘酸っぱい、全世代向け成長物語になってしまっている。これがまるで嫌味にかんじない。

展開上、ボクチャンのみならずついにはアンチャンまでもが、混乱しながら現実ってヤツに実直にぶつかる。なので、ヘッシャーは冷静で透徹とした天使、ってわけではないんだよね…その決着の付け方に涙したし、またしても嫌といえずやらせてしまう安くて軽くて哀しいをナタポにも、『スーパー!』からさらにコミカルさを間引いたレイン・ウィルソンにも涙。ラストはヌケのよい、大変に爽快なきもちになった。ただヘッシャーが一体何者なのか謎なのと、(カットされたんだろうけど)ナタポんチにガキもジョセフ・ゴードン=レヴィットもスムーズに居合わせる事態ってのもちょっとふしぎですよね。

メタルヘッド

(25日、ムービーオン シアター10)
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