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マネーボール (2011)
2011 / 12 / 03 ( Sat ) 脚本がスティーヴン・ザイリアンとアーロン・ソーキンで、どうしても後者のせいで『ソーシャル・ネットワーク』との類似なんか(まあコロンビアだし)見出したくなるんでしょうけど、でもしばらく前ザイリアンって持て囃されてたよね。リドスコ仕事で評価下げちゃった印象ありましたけど…でも、おもしろかったです。低温で醒めたかんじはソーキンの資質なんでしょうか。いわゆる、"奇蹟が起こる"的クッソ半端さは少なくともここにない。
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『ソーシャル・ネットワーク』がべつにコーディングのシーンばっかでないのとおなじように、本作もべつに野球の試合ばっかでない、そもそも旧来の野球の勝敗のあり方に疑問を呈する主人公(ブラピ)なので、この作りは好感が持てる。というか、野球に微塵の興味もないおれなんかでも経済小説でも読むかのように愉しく観れる。そう、基本的にブラピとその片腕の新米(ジョナ・ヒル)が、旧弊な野球界にあっては斬新が過ぎる統計学的理論でもって、ローバジェット球団を勝たせようという…ある意味ジャンルの亜種を往く構成。ついでに、ダメ軍団を常勝軍団にしていく過程で必要な、いわゆるダメ描写や、クズを切り捨てるフローで発生するよ各種トラブルといった改善提案シーンの類はほぼオミット(フィリップ・シーモア・ホフマンも存在消失)。基本、手駒の遣り繰りのみがポイントとなる。ヘンな打法の選手を獲得するトコは、デブとおっさんふたりと、電話が2,3台だけしか映っていないのにも関わらず、狂おしいほどスリリングなシークエンスになってるし、唯一魔法が解けそうになる20連勝シーンなど、理論対オカルト(ジンクス)とでも云い切れる奇怪なものが垣間見れる。あのー…ふつうにおれはブラピの傍若無人な立ち振る舞いと、キョドり方にシンパシーと好感を持った。ヒマがあれば、ふつうに再見したいきがする。
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