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永遠の僕たち (2011)
2012 / 01 / 21 ( Sat )
ある種のムードを味わえる、空気や肌触りにマッチできればオッケーみたいな種類の映画で、明確な何らかが示されるわけではないタイプの作品。そんなわけで、のるかそるかのどちらかなのですが…かなりよかった。というか、『ミルク』以降の流れになるのか、ヴァン・サント、「伝わりやすい(「わかりやすい」、ではない。前々からわかりやすいから)」映画撮ったな~ってかんじ。だってマチエールが呼び起こす抽象効果を眺めるような『エレファント』や『ラストデイズ』はともかく、『パラノイドパーク』(嫌いどころかむしろすき。そういやシネセゾン渋谷で観たんだっけ…)と比べると、ねえ。

永遠の僕たち
とはいえ筋立てそのものは、書き起こしてしまうとヴァン・サント史上最高ランクの突飛さ。とある理由から高校生活ドロップアウトして、他人の葬式に紛れ込むことが唯一の社会とのつながりとなってしまった青年(ヘンリー・ホッパー。結構甘いマスクでクソもてそう)と、おなじような趣味を持ち、だが別の理由で世俗から離れようとしているミズドリがすきな少女(ミア・ワシコウスカ)との恋物語。そこにヘンリーにしか見えないナゾの神風特攻兵ゴーストの加瀬亮が絡んできてしまう。…まじで!?

瞬間だけなら、退廃的なゴッコ遊びを、それこそ永遠につづけてしまいそうな風合いに『ハロルドとモード』、またミアの登場ぶりなどマーラ・ジンガーみたいで『ファイトクラブ』序盤の患者会に似てるなー、とか。あと加瀬演じる特攻兵の意義性の是非はさっぱりわからんし、信じられないほど俗っぽくなる(たとえば加瀬の手紙のシーン)あたり、ひょっとしたら非ホラー時のゼロ年代黒沢清仕事を髣髴とさせる「わかりやすさ」「伝わりやすさ」だ。原題(”RESTLESS”)もいいが、真逆な邦題も内実に即したいいタイトルになってんなーとおもう。てのは、この三人とも、永遠を生きざるを得ない苦しみやかなしみを抱えてるのね。結末である種オチを示せようが、でも永遠という呪縛からは自由になりきれない…のではないでしょうか。とまあ、おもしろかったのです。

永遠の僕たち

(8日、シネマライズ)
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