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幕末太陽傳 (1957) デジタル修復版
2012 / 01 / 21 ( Sat )
「三千世界の鴉を殺し…」。ドタバタ、ジタバタ。男と女、金の切れ目が縁の切れ目。くっだらない映画ばかり目にしてきたので、教養が足りてないのも自覚してる。なのでこれも勉強かとおもって観たらおそろしく面白かった。グランドホテル形式というのか、幕末の品川宿にある女郎部屋舞台にして、さまざまな人間模様を描き出す。川島雄三という映画監督をしらないでいたので恐縮だが、脚本と助監督でイマヘイの名が。あと小沢昭一の名も…このあたりで一瞬及び腰になるが、おもっ苦しくない。むしろ軽妙洒脱で、テンポが尋常でなくいい(ドロドロ複雑猥雑でもなく、カラッとしてる)。

まあ登場人物も多いし、バックグラウンドで歴史の転換点迎えるエピソードも語られるが、有象無象の生活って奴が同時進行していく。結果的に居残り佐平次(フランキー堺)の生きざまに読点が打たれて終わるお話し。序盤ですでにほとんどの展開を牛耳る居残りさんの、磁場がどんどん強まるさまに呑まれていって、大病患っているかのイルな咳き込みをして(この絶妙なひっかかりは最後まで連れていく)、でもキャッキャはしゃいで、ずうずうしく強欲であることを隠さず、悪知恵はたらかせてキョロキョロと¥マークを探して飛び回る。そして、どこかにくめない可愛げがある。…最後、部屋を出ようとして南田洋子と左幸子から同時にギャルゲよろしく言寄られるシーンなどコミコミで、観てるこっちも「えー行っちゃうのー…」的寂しさに駆られる。ラスト、静寂みちみちた(居残りさんに似つかわしくない)墓場で方便も尽きかけた居残りさんは、(ここは監督の生涯に重ね……………るのが妥当性ある解釈らしい)運命から脱兎のごとくピューって駆け出してく。おれ観て元気になったし、ひとって、案外しぶといのではないのかなっておもった。

幕末太陽傳 デジタル修復版

(20日、T・JOY京都シアター3)
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