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サウダーヂ (2011)
2012 / 01 / 22 ( Sun )
これもうずーっと観たくって観たくって。2011年の邦画情況はこれ観てないと語れないみたいな尋常でない空気が、ほらそのあったじゃん?なので上京の機会捕まえて観ました。まあ…たしかにそこいらのシネコンでジャンジャンかかってるクズ邦画とは初っ端の志や立ち位置がちがう(のは理解)。ただし、予想よりも淡々としてて、いるだけで座持ちするような突飛な人物だとか、極端な状況や展開はごくごく一部で、全般的にさほど深い内面を携えていない「こんな連中いるよね/いそうだよね」っていう登場人物ら(土方、タイとかの外人水商売、職にあぶれた日系ブラジル人、右傾化したラッパー、エステティシャン、利権でズブズブの県会議員、ナントカ還元水ほか)の調査観察重ねた滋味あふれるドキュメンタリさながらの描写が延々と続く(先のごく一部に、たとえばUFO-Kの凶行やアクセルミュージックとともに奏でられる「わがままジュリエット」横移動といったスペクタクルが含まれる)。

サウダーヂ
地方都市の現実、登場人物の一挙手一投足、この淡々さや、ふつうに過ごしているだけで滲み出るキワさ、生活臭。地に足の着いた国際問題とでもいうべきか…移民問題やら排斥、地方経済の深刻な停滞、空洞化、ドラッグ過などなど盛りだくさん。こーゆーの、都会に住んでいるひとたちには十分スペクタクルにかんじられるのでしょうねー。おれとしては興味深く観れたものの、この映画が人々に与えた熱狂について少々考えてしまわなければならなくなる。あ、翼賛体制に文句をつけるわけではないよ。というのも、本作の発する熱狂と希少性は十分理解しているつもり。

おれは観ながら、「ああ、GLから下の現場のお仕事って施工人員のカウント、″人夫″って云うよなあ。知り合いの設備屋も″人夫″っていうけど、ウチんトコの業界はGLから上なんだけど、″人工″って云うよなあ(←実際のところ、これはどちらもありえる)」とか、「最近はキャバ(当然日本人)ばっか行ってたけどここんとこちっともピンパブ行ってねえなあ…いこっかなあ」とか、「そういや長野の同業者から、また大連行こーよ!ってメール着てたけど、面倒だったから返してねえなあ」とか…そんなことを薄ぼんやりとかんがえていた。かような意味で本作にはそこいら地方に幾らでもゴロゴロ転がってる地続き感つーか妙なリアリティがある。わからないのは日系ブラジル人とラッパーのクダリだが、ちゅうごくじんの実習生制度の諸問題とチャイパブ小姐ネタなんぞ絡めて湯島あたり舞台にしてやったらおもしろいんじゃねーの、とかおもった。

サウダーヂ

(8日、オーディトリウム渋谷)
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