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哀しき獣 (2010)
2012 / 01 / 22 ( Sun )
監督は『チェイサー』のナ・ホンジンってことで、とんでもない暴力絵巻と聞きつけて喜び勇んで観にいった(やはり期待どおりだった)。朝鮮系中国人…″朝鮮族″が半島に渡ってきて引き起こす凶悪犯罪や差別がモチーフなのだが、いやもちろんそれも十分描かれているし、問題意識を喚起させる内容ではある。だが結果的におびただしく血が滴るクレイジーで、おいそれと(ウォン安だからとか航空運賃が安いとかエステがどうとか眼鏡が安いとか死ぬほどくっだらない理由で)朝鮮半島に渡ることを躊躇し阻害させてくれるような、そういや彼の地の成人男子は兵役経験してるからやっぱ(酔っ払ってタクシーとかでも)喧嘩売っちゃマズイかなー的な、そんな身も凍るようなバイオレンス映画。ぶっちゃけ朝鮮族といったモチーフや叙情なんぞ途中からどうでもよくなって、鮮血出血流血と、刺身出刃や手斧、野太い牛骨が飛びかうフレッシュムービーになっていきます。

哀しき獣
問題の根源?がなんだかよくわからんが、ビザ偽造して半島に出稼ぎに行ったヨメに暗鬼抱いたハ・ジョンウが主人公。チャミスルとマージャンにあけくれた荒れた生活打破しに、ヒットマンとして、ヨメへの疑念抱えながら、彼もまた密入国果たす。ほんでとある雑居ビル、"空間"とかいう…なんなのあれ若い男女が午前2時とかに出て行く描写ありましたが…おそらくお洒落なラウンジみたいなトコにいるであろう殺害ターゲットを、タイムリミットきにしつつ、ファミマでカップめん啜りながら今か今かと待つのでした―。

とにかく、このあたりまだ序章であり、モチーフを追っている。密入国の、船内キャビンのシーンなんか、何度も何度も別の映画で観た記憶だが、それでも現在進行形でいまなお行われている実態だろう。じぶんの実家トコと、ソウルとのギャップ、キラキラ感。そして裏で手引いてたキム・ユンソク筆頭にクズ野郎どもの、ヤバさ。常軌逸した不穏感。警察は本作でも何の実効性がないことを示し、また韓国映画ではメシ喰うシーンと刃物登場するシーンと飛び蹴りが欠かせないことが、やはりよくわかるのであった。やはり最高。韓国についてああだのこうだの意見はあるが、こと映画に関しては、日本なんかぜんぜん目じゃないトコ(到達する必要のない地平)まで突き抜けてて、素敵だなーとおもった。

哀しき獣

(19日、T・JOY京都シアター5)
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