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虹色ほたる ~永遠の夏休み~ (2012)
2012 / 06 / 17 ( Sun )
時間が合わせられず、というか観るのがコワかったんだとおもう(近年アニメにそれが顕著)。ツイッターのTL上で、んま公式をフォローしていたせいもあったんだろうけど、相当話題に上ってたけどようやく観れた。素直によかった。いやいや観はじめてもさ、最初は…いやしばらく経っても、画のかんじに違和感があってノレないでいた。ベタッとした塗り&強弱とかすれのついた主線の処理。絶え間なくぬるぬると動いていて、大昔QuickTimeのちいさい画面で見たGIFアニメのような、ラフ原画まんまを演算で中割って動かしたかのような。感覚的には、『ホーホケキョ となりの山田くん』や『THE八犬伝』シリーズ、あと近年の劇ドラの雰囲気(キャラデ・作画監督は森久司。作画は大平晋也、小西賢一などなど)。んで動いてるのは細田版『デジモン』以来の、先端をシュッとさせたフォルム画(を、さらに崩したかんじ)…。雨や光源のにじみ?そんな光学自然現象、エフェクト類は手段として無骨な手書きのタッチ・処理を多用。あ、あとレイアウトは山下高明。

アプローチ(画ヅラやタッチ、ムード)や作劇としての完成度(父親の死、よってシングルマザーたる母親との関係など)や到達度合い、むろん観客ターゲットなどちがえど、んまーこないだ観たばっかりの『ももへの手紙』そっくり。都会のもやしっ子が田舎にお滞在して、怪異に見舞われながら、夏休みを過ごすだけの話し。でも、なんでしょうねこのざわざわ感。いまの日本の田舎を描こうとしていた『ももへの手紙』とは異なり、昭和52年という絶対的過去を描きながら強烈にいまに刺激を与えて来るというか…。

兄妹のようで兄妹じゃない。けれど、ユウタもさえ子も、相当強烈な、隣り合っている運命(加害者・原因への敵意は無い)。作中数度、発現するフラッシュバック・夏。「元の時代に戻ったとしたら?」。…騒ぎたてた所で過去、ダムに呑まれるのが確定している村、そんな大状況のさなか吹きすさぶ、成長物語には欠かせぬ強い風。現実(物語世界では未来あつかい)から来たユウタは、都会っ子だし、先々もわかるから大人びて見える。「約束してくれる?」。

TLで押井のBDっぽいって意見が流れ込んできてた。なるほど…でもおれは、諸々大人の諸事情や身勝手、すくなくとも子どもの自由意志でない部分での別れや寸断、関係破壊って『ヒミズ』っぽいなーとおもった。手を握り締めて、灯篭の間を駆けぬける二つの若々しい魂。ようするに昭和52年ではなく、いまの、子どもたちの危機的状況…いまの、平成24年のお話にならざるを得ない。

聞こえない、声。虹色に光るほたる。「どこに住んでも、どこに暮らしても、ユウタはユウタらしくね」。いままで、ずっと住んでいた所に、いまはもう、住めなくなってしまう。いやがおうにも、連想してしまうだろ。勝手なおもい過ごしかもしれないけれど、でも何が原因で離ればなれになってしまうのか。ラスト、ハリウッド級の巨大なる運命ラブロマンスになる。「約束守ってくれてありがとう、ユウタ君」。これも、311を経て響きわたる作品なのだとおもう。

虹色ほたる ~永遠の夏休み~

(16日、ムービーオン シアター9)
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