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フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム 1 (ヤン富田/アスペクト)
2006 / 07 / 02 ( Sun )
ヤン富田の一筋縄でいかない軌跡を文字情報で網羅した、素晴らしい一冊。

music meme 1

待望の音源発表だった『フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム 2』は、けれど正直聴いていてつらいところがあった。素晴らしいことには間違いない。でも、なぜ、「僕は信じています」なのだろう。

なけてしまう。そんなんじゃないでしょ、と、もっと強気でいてほしいとおもいながら聴こえた。
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すこしづつ本書を読み進めた。インタビューならびにヤン富田本人によるテキストも相当量掲載。
インタビューは結構おれがリアルタイムで雑誌で読んだ記憶がよみがえった。
発言はまったく古びておらず、近年のインタビューに至るまで思想のブレのなさ、一貫性にため息。

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そこが、すきだったことにきがついた。ものすごく影響を受けている。
おれがはじめて人物を被写体にして撮った映像作品でのっけた音はヤン富田だった。

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こういうひとは、すぐアカデミズムに吸収されそうなものだが、ヤン富田はそれを良しとしない。
だって格好悪いから。ダサイから(そういった点も…先のサンプリングから垣間見れるが)。

本書の肝は第26章「2006年2月の話」。これ一章でいっきにヤン富田との距離が縮まる。

(なんというか…押井守『立喰師列伝』と同じ年にこの本がリリースされるのがすこしフシギだ)

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ヤン富田の神秘性は、ほんのすこし本書で解き放たれた。
それはほんのすこし種明かしされただけ。

作品の持つ精神性や揺るぎなさはかわらない。先のCDがこの先どう鳴るのか、すこし待ちたい。
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