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風立ちぬ (2013)
2013 / 08 / 11 ( Sun )
ただ呆然と観ているしかないというか、考える間もなくながれていく。終始、幾たびも風が吹き、流れ、すれちがい、去っていく、飛行機は撃ち落される前に自壊し、いても立ってもいられず紫煙がけぶり、奇跡のナイスキャッチ連発で、ひそやかな接吻が交わされる・・・ようなかんじ。

ただひたすら美しく空を飛ぶ飛行機をつくりたい男の一代記で、仕事一筋の、それこそ宮崎駿自身の人生さながらなのだが幻想ロマンが混入し(なんの迷いもなく)、戦争へと傾斜する混沌とした時代を後景に、美しく悲運な妻との出会いなれ染め、別れもいっしょくたに描く。

熱を帯び高ぶるような、これまで宮崎が延々やってきた活劇的アクションや戦闘描写は鳴りをひそめ、一切の直截さや声高さを抑えこみ、抑制どころか終始醒めているかんじ(戦闘機を開発することとヒューマニズムは直結せず、加えて、戦争によって人が死ぬ的感慨や描写もないサラサラ感)。それって筋そのものが前線からとおく離れている、という高畑的描写が安易に廃されているだけではなくて、作家的成熟ないし倦怠なのかもなーと。

謎のドイツ人が云う。「コノナツ、イイナツデス」。直後のキッス、接吻。あたり前のことができていないいまの日本とおれ。おんおん泣かせるようなクドさはないが、おれ、おんおん泣きたかったのかもしれない。

風立ちぬ

(ムービーオン シアター1)
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