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野蛮なやつら/SAVAGES (2012)
2013 / 07 / 31 ( Wed ) オリヴァー・ストーンによる、ティーン向けコミカル犯罪アクション、みたいな軽いノリではじまるのだけど、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』がそうであったように、執拗すぎるドラッグと周辺事情、人間関係への見解、情熱、愛・・・THCが33パーっていわれてもわかんねえよ!って云っても、テーマそのものがそれなので。さらに、妙に里子ごころついちゃうウェットさと共に、踏み込んではいけない一線、でも踏み込んでしまって、ついぞ帰り道わかりません的教条主義っぽさが確実に搭載。
でも、本当なんか軽いんだよな~ふざけてるトコと、マジメなところのアンバランスさが、心地よさとオリヴァー・ストーンらしさを醸す。中盤以降は首狩族&写メ好きのデル・トロとトラボル太、サルマ・ハエックらの重鎮仕事でだましだまし展開する。この展開って、確実に90年代なんよね。ウチらの大好物だったはずの。そのー、往時のタラちゃんとかおもわせる。そこは、じぶんの後輩らがエラくなって成熟したり変節したり消えてなくなったりしても、おれ(オリヴァー)はどっこいこんな、ガキくさいことやってんだぜ?でもそれなり時代に即したスタイルで?っていう主張がまざまざと伝わる。結果としては上記ヴェテラン3名がつんのめってしまうくらい面白くなって、ドリカム編成の本来の主人公らは刺身のツマ、ただのおもしろ人間ドラマと化してしまう。クライマックスの別エンディングとか、じつは誰も願っちゃいない不可思議な味わいをのこすのみなのであった。 ![]() (7月31日、フォーラム3) |
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