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祖国か死か [Motherland or Death] (2011)
2013 / 10 / 16 ( Wed )
キューバと聞いて、何を想像するだろう? イメージと現実の相違がこの国ほど大きな国はないのではないだろうか。この国は50年以上もの間、革命のスローガン「祖国か死か!」に縛られている。革命の前に生まれ、いま人生の終盤にさしかかっている人々、「祖国」がまさに「死」と等しくある人々の暮らしについての、叙情あふれる断章。YIDFF 2001『青春クロニクル』、YIDFF 2007『ワイルド・ワイルド・ビーチ』のヴィタリー・マンスキー監督作品。

(YIDFF: 2013: インターナショナル・コンペティションHPより)

Motherland or Death
キューバなんだったら、きっと噎せ返るような享楽的なダンスに音楽に男に女に・・・と、村上龍的ヴィジョンを期待したのだがさにあらず。のっけの掴みは死体に棺。まずは二人の娘を養うシングルマザーの憂鬱が描かれる。ここの、ドレスを購入する際の扇風機を挟んでの切り替えし、もそうなのだが、画にしても音にしても見ごたえがありますね。あと、キューバでは、娘が売春しても拘留されるのは親、なのだそうです。16さいでガイジン相手に春を鬻ぐ・・・。またさらに、配給物資も日に日に品薄になる、病気もマトモに治療できない、かの地の日常。喧騒の野外フェスのシーン、ゆっくりゆっくりパンして、墓が居並ぶショットへ。なんだよ重いなー軽めの内容だとおもったのに・・・と退屈してたタイミングで、カシーノダンスのインストラクターの(エロいおっちゃん)に焦点。ダンスして自分を解放するんだよ!とか云ってたものの、けっきょく外貨持ってきてる欧州の有閑マダムに情熱的なダンスとリズムを教え、つかの間の恋人がわりも勤める・・・これって、韓流にハマるこの国のおば様方とおなじじゃんね。「もし地獄があるならば、私たちはその中にいる」。革命を求めいく年月。口には出さないまでも、皆が革命ってやつに、社会主義ってやつに複雑な思いを抱く。ロシア人監督が綴るのは現存する社会主義国家の日常・・・なのだが、ズゴー!!と爆ぜる大波、冠水して吹き飛ぶマンホール、そしてトランス状態に入った中年女性の姿に、世界の終わりが迫るかのような感慨覚えた。車窓から乗り出すきれいなお嫁さんの思いつめた表情も印象的だが、ラスト、あの重爆撃のごとく叩きつける大波を縫いながらのランニングも、(画的に)異様な迫力。

(10月13日、山形市中央公民館6F、YIDFF 2013 インターナショナル・コンペティション)
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