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ムード・インディゴ うたかたの日々 (2013)
2014 / 01 / 20 ( Mon )
田舎者なんでボリス・ヴィアンとかよくしんないすけど、ミシェル・ゴンドリーのアマアマな、自己憐憫と自己肯定とがないまぜになったポップでキュートでファニーな作品だろう、また中原昌也あたりが怒れるような・・・でもいまのおれに不足しているのはそういう嫌味にならない天然でおしゃれな女子っぽさや、美大生っぽいアーティスティックさや、素材の風合い生かしたハンドメイド感なのだ・・・!と、前作『ウィ・アンド・アイ』のラフ&イージーな奔放さ、やりきれなさ(『ウィ・アンド~』のアプローチは、本作の直前に観たウィンターボトムの『いとしきエブリデイ』まんまだ)に乗り切れないでいたじぶんにぴったりの内容だった。前半までは。以下ネタバレ有。

ワンシーンワンシーン、凝りに凝った意匠や技法、色彩、音楽。極力CGIっぽさを廃した素朴な手触りのある特撮やコマ撮りアニメーションやスクリーンプロセスやミニチュア駆使して(全編、密度濃くえらく手間ヒマかかっている)、へんてこなキャラクターが跋扈して、おもしろおかしいクセのある人物たちが現れる。主人公コランは大金持ちで基本的になにもしない、働いたこともない男。ある日親友二人が相次いで彼女持ちと聞いて、「おれも彼女ほしいし!!」ってわがままを発揮。そこで紹介され出会ったのはアメリ、もといクロエなのであった・・・。冗談やままごとのように二人は恋人同士となり結婚するのだが、新婚旅行以降の展開は灰色。文字どおり画面も彩度が消えてゆき次第に灰色~最後は画面の四方も黒く縁取られる。そして、唐突なエンディング、なかなかショックでかい。

主人公のコランって働いたことないし、そもそもずーっと文字どおりすべてがじぶんの意のままに生活してきたわけです。それが、クロエと出逢って、たのしいうれしいよかったーな反面、じぶんにはどうにもならないことがある、制御不能な運命や、どうしようもなく止めようもなく物事がわるくなってゆくさまが身に降りかかる。じぶんの周囲が皆不幸になる。そういうものなんだよ!っていう、観ているこっちを呆然とさせ救い様なくほったらかしにする超展開。くわえておれがゼヒ云っておきたいのが、ヒロインクロエを、オドレイ・トトゥが演じている点。いまだ美人であるのは認めるものの、なんかアメリも劣化したな~なんでこんなBBA出すのよ!とかおもったよ観ながら正直。でも認識が誤ってた(おれの)。いま、おばさんになったアメリがこういう不幸を一身に集める必要があるようなきがする(おれは)。『アメリ』が尋常でなく流行ってたとき(2001年だよ!)、当時交際してた女子とあっちこっちの映画館に行って、あっちこっちで「満席です」と云われたことをおもいだす。結局観にいったけど(たしか川崎のチネチッタだったか)、これってコランがクロエに治療を施せなかったことを当時繰り返していたような、そんなあいまいな徒労に重ねて見えた(おれは)。現実を見据える覚悟をゴンドリーが持ったということかもしれない・・・。あ、ディレクターズカット版は先週当地で1回だけ上映されましたが、こっちのバージョン観て正解だったとおもう。

ムード・インディゴ うたかたの日々(2013)

(19日、フォーラム2)
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