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土竜の唄 潜入捜査官 REIJI (2014)
2014 / 03 / 08 ( Sat )
冒頭から無理やりにでもこっちがわ客席を画面に引きずり入れようとしている。ほとんどフルチンの若い男が、猛スピードで突進してくる。ほんでもってペープサート(これで技法として押井の独壇場ではなくなったね)やら、街の灯ネオンをCGIの合成一枚画でサラッとキャラごと活写されるイメージ、ここではないどこか。あこがれの歓楽街としての、歌舞伎町(らしきキラキラの地)。この強引さ、畳みかけ、あとからあとから蒸発していく熱量に素直に感動した。もうおれ、熱心にフォローしているとは云いがたいので、アレなのだが、それでも三池の持ってるいちばんの釣堀の、一番深いトコ、水を得た魚がたっくさん泳いでるとしか云いようのない作品になってて本当によかった。もうね、やってることは原作やバジェットや役者やクルーで多少異なるものの、根本的にはなんら変わってない。いつもの三池崇史のヤンチャ映画。ただし、本作を組織犯罪映画やくざ映画警察映画などと云い切れる世の中ではなくなっており、そのことに一番自覚的なのは、目下現役現存の商業映画監督で最も暴力や暴力組織を本数的に撮ってきた三池本人のはず(助監督で渡辺武が配される)。どこかやくざや暴力団が・・・大層ファンタジックかつコミカルな存在に描かれてしまう(同時に、場・風景・ロケーションとして実存の歌舞伎町は使えない)のは、暴対法や都の浄化条例だけの問題ではない。こんにち相当息苦しい世の中になりつつあり、フジテレビあたりの大メジャーの場で、まずは安牌であるコミック原作(画が苦手で読んだこと無)を舞台に、嘘八百であってもライトでもイケメン役者使ってでも仮借のない暴力が描けるのは三池だけ(それを担保する宮藤の脚本であり、やはり画的なバックアップ添えているのはOLM)。よって、本作はどこまでいっても漫画。もう、三池はVシネに戻っても武智脚本を得ても、ム所から役者が何人か戻っても、真に迫るようなリアルではなくとも、「らしい」「べき」暴力団を描くことはできない。兆しは既に、直近フィルモグラフィで本作に最も近しい黒社会系(=歌舞伎町フィールのある)作品だった『龍が如く 劇場版』のブルーバックで示されているとおり。でも、おれは観ててめちゃくちゃ清々しかった。玲二(生田斗真が好演)の突き抜け方観て、出鱈目でしか解決できない問題があるし、現実もそうじゃん、っておもった。とはいえ、パピヨン復活シーンは『フルメタル極道』みたいにならなかったのかな~。プロジェクションマッピングもどきでウェザリングしないで、ガチでリブートロボコップに対抗してほしかった(つうか、宮藤が『フルメタル極道』しらないのは不勉強だし、手持ちのコマなのにできる逸脱しない三池にも残念だったりします)。

土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI(2014)

(3月8日、ソラリス5)
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