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細雪 (1983) ※第二回 新・午前十時の映画祭
2014 / 04 / 20 ( Sun )
「あの人、粘りはったなあ」。・・・そう、この吉永小百合の粘り腰がいまのおれには必要なのかもしれないし、同条件だとすればこれまでも(そしてこれからも)相手ってやつも同様に粘り腰が必要なのだろう・・・とか、極々個人的な書き出しになってしまったが、なんつうか胸が掻き毟られるように見入った。基本的には市川崑による谷崎潤一郎原作小説の映画化、ということで文芸映画という位置に収まるのであろうが、要素盛りだくさん多彩すぎてとても収まりがつかない。本作は、文芸映画でありながら、女性映画であり(吉永小百合映画であり)四姉妹映画であり着物映画であり大阪映画であり婚活映画でありシンセサイザー映画であり階級間の悲哀を描いた会話劇テンション劇でもある。同時に、紛う事なき市川崑映画だし。美麗な京都の満開の桜から、細雪のそぼ降る大阪まで、四季のうつろいと名家蒔岡家の美人四姉妹(岸恵子、佐久間良子、吉永小百合、古手川祐子)のすこしづつ変わり始める日常が描かれる。つか、マスオさんもらって本家と分家にわかれた上の姉ふたりと、とある事件から分家に引き取られて過ごす下の妹ふたりに分かれる構図、シンプルなドラマなのだが、基本線として、吉永が劇中何度も何度も繰り返す縁談(と破談)と、古手川のかえすがえすも不憫なオトコ運のなさ、という両者のうねるメスの劣情がグルーブ生み出して事が進行する。そこに、うつくしくグラフィカルな四季折々の風物と、たいへん結構な三松のお着物と、相当にフューチャリスティックでトランシーな大川新之助と渡辺俊幸による劇伴・シンセが被さる(いきなり着物の販促映像化する。でも、付け方あんがい控えめです)。女優陣がぎゃあぎゃあしながら、アクセントとして石坂浩二と伊丹十三の男性陣が調停役的にうまくハマる。かように演技合戦の面でもえらく見ごたえたっぷり。本当ねえ、いろんな事情やら想いが交錯しながらも、とにかく上手くコトが進まない吉永小百合のあの状況って、オトコ側の立場としても非常に興味深いのと同時に、あんだけイイ女なのに、どんどん縁談相手の条件が下がってく事態にも眩暈が生じる。途中まで、佐久間や石坂ら周囲の思惑と、吉永自身の思惑のズレ(=一致点)を探っていたのだが、本当、女ってのはわからない・・・映画観て教えてもらえるとはおもっちゃいないが、なんでエモやんなんだよ!10倍プロ野球なんだよ!って唇噛んでしまう。吉永、あんがいビッチなのかな?って(古手川は純情ビッチ)。本当、女心はむずかしい・・・。

細雪

(第二回「新・午前十時の映画祭」 ムービーオンやまがた8)
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