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ノア 約束の舟 (2014)
2014 / 07 / 03 ( Thu )
完全に神話レベルで、誰もがなんとなくしってるお話し。影におびえる一家、全てが水没し、生命は溺れ死にゆく(おもに人類)、有り体に云って一家のぞいて人類滅亡!を描く。毒蛇と禁断の林檎、無から芽吹く草花、逆光画でシルエット・・・不気味なイメージ、モンタージュ(の、連打)。おもえばダーレン・アロノフスキーは『レクイエム・フォー・ドリーム』だって、『ファウンテン 永遠につづく愛』だって、こんなだった。デカい仕事を使命として帯びてる男、ノア(ラセクロ)。ミッションとして遂行するが故、周囲、家族、とくに奥さん方面(ジェニファー・コネリー)の厳しくもやさしいバックアップで、とんでもない奇行じみた大難事に挑む。どうぶつ皆ワンセットずつしか連れてかないよ?新世界に。そんな前提なので、長男はハーマイオニーとつがってきゃっきゃうふふ。だが、問題は次男。誰かとつがいたくて仕方がない(そら、近場で女盛りのエマ・ワトソンなんかいたら犯罪おこさないほうがどうかしてる)。ダークサイドに陥りつつある次男。かように内部で切迫した事情孕みつつ、他方、完成間近の箱舟に、行列のできる店よろしくワンサカひとが訪れる(略奪しようと)。そんな外的要因も持ち合わせながらラセクロは狂人じみたガッツで、岩の巨人モーグらとともにがんばって箱舟完成させる・・・。ここまでが前半、強欲な人間がおもしろいように吹き飛ばされて、戦争映画さながらの殺し合い経て、情け容赦の無い神のみ業が炸裂。(ラセクロ的に)待望の大洪水がやってくる・・・あまり感心しないこの既視感あふれるスペクタクルもなかなか非道でたのしめるのだが、問題はその後。大洪水後の、居心地のわるい箱舟内のムードだ。愛を求めても、人は子孫を作れない、すなわち人間だけが滅びるという段取り(というのが神の思し召しなんだが、べつに明言断言されてないし、当然ながら直接的に神なる存在は描かれない・・・んまあ創造主?みたいな呼ばれ方だったのかなー)。海にプカプカ浮かんで、人類補完計画が絶賛発動中の世界。唯一ちいさな希望である箱舟内のムードはもう最悪。いにしえの信仰と、利己的な近代・自由意思みたいなモンとの葛藤の只中、いよいよやっちまった感を深める親父(ラセクロ)の立場があやうくなる。ここがね!本作のキモですよ!人類滅亡をしりながら動植物だけ次世代にキープ!っていうどえらい事をなしとげたノア。それでも諸々完璧には仕上がらず、失意のあまり浜辺で酒かっくらって全裸で薄ボンヤリ。この、やり遂げたんだか、遂げてないんだか、わからないけれど、ラセクロのどうしようもないきぶんにおれも同調した。ラストの『ファウンテン 永遠につづく愛』を髣髴とさせるレインボー含め、ダークなビジュアルもたのしく、恒例クリマンの劇伴も聴き応えたっぷり。それらもさることながら、ラセの髪型がどんどん変化するところも必見。

ノア 約束の舟(2014)

(6月28日、ソラリス5)
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