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渇き。 (2014)
2014 / 07 / 11 ( Fri )
この映画をくだらないとか、つまらないなどと評してしまうと、途端にいままでじぶんが観てきたほとんどの映画がくだらないとか、つまらないことになりそうでこわくなる。云いきりたいのに云いきれないもどかしさというか・・・いま中学生くらいでこの映画観て感化されるとか、それはじっさい幸せなのかどうか、よくわからない。中島哲也は可能な限り追っかけているが、正直失望させられるケースがすくなくない。でもそれでも(たとえば『パコと魔法の絵本』であっても)、観てしまうのは、それはやはり中島が『下妻物語』を撮ったひとだから、この一点に尽きる。今回もあまり期待せずに観たのだが(あ、予告は不安にさせられた)・・・感想としては基本的に冒頭に述べたとおり。まず、基本的に喋りすぎなのではないか?シャブなめなめ射器うちうち、大和ハウス工業仕事やエースコック仕事の向こうをはる役所広司のマンネリズム吹き飛ばす熱演は、まあよいのだけれど、登場人物らのペラペラと間断なく喋る日本語がなぜかおれには入ってこない。理解できない(脚本は 中島と門間宣裕というひとと・・・なんと唯野未歩子!)。現在時間である2012年と、役所が追いもとめる愛娘加奈子(小松菜奈)が八面六臂の活躍をみせる2009年をなんの遠慮もなくほぼ並列かつズタズタにならべた構成なのだが、んまあ、中島の演出とカッティングとリピート感(編集は小池義幸)はポップで過剰な美的センスと飽和気味の情報であふれ、尋常でないキレをみせる(とはいえいまどきアニメーションとか・・・タラや石井克人ももうやらんだろ・・・そんくらい古臭いのだが。フワフワと浮遊感あふれるアニメートは大平晋也&STUDIO4℃。CGはルーデンスの増尾隆幸)。ある意味クライマックスといえる役所と加奈子の明かされる過去、原作がそうなのかは未読なので不明だが、パク・チャヌク『オールド・ボーイ』を髣髴とさせる(そういや、チャヌクパイセン、『渇き』ってのも撮ってたよな)。ケレンや色彩やテンポや暴力の装飾を剥ぎとったときに現れるのは、じつにわかりやすい物凄いベタな物語り。光と影、清と濁・・・などをわかりやすく配置。いったい何遍、役所は助手席に向かってガラケー投げつけただろうか。殴りつけたりレイプしたり悪態ついたり罵声浴びせたり、時制や登場人物、役回りがころころかわっても、いまこの瞬間すべてがおなじ鮮度で刺身のように居並ぶ。んまーぶっちゃけ、おれ2009年?3年前の一切のシーン要らないんだよね。2012年のシーンだけならぼんやりと観ていたい(中心点が消失しているという意味で、小松菜奈を一切登場させず2012年フッテージのみ『桐島、部活やめるってよ』みたく編集したい)。とはいえ、主人公が退職したキチガイ刑事で、かつ『お父さんは心配症』ライクな主人公なのであれば・・・これはハズレのない大成功の図式に則ったキャラクター造形ではある。くだらないとか、つまらない、とは云いたくないな・・・。あーあと、康芳夫がほとんど康芳夫としか云い様のない役で登場し(失礼)、けっこうたぎった。

渇き。(2014)

(イオンシネマ米沢4)
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