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マダム・イン・ニューヨーク (2012)
2014 / 08 / 23 ( Sat )
主人公のシャシは、古風だが家族を愛する貞淑な妻(でもめっちゃくちゃ美人で、サリーに隠れて見えないが間違いなくブリンブリンな脂のしたたる獰猛な肉体しているに違いない。演じるのは今年五十歳!のシュリデヴィ)。ラドゥ、という団子状のスイーツ作りが得意な彼女、内職でご近所で売りさばくのだが・・・会社人間の旦那(アディル・フセイン)はそれを良くおもってはいない。彼女の家族は彼女を理解してくれない、尊重してくれていない。旦那は飯炊き女程度、暇なときガキ相手にラドゥでも作ってればいいよー的な押しつけを彼女に要求し、思春期突入中の長女も英語がしゃべれない母親を内心バカにしている。それでもすべて、彼女は受け止めていたのだが・・・NYに住む姪の結婚準備で渡航、おもわぬ一人旅に。NYで彼女を待ち受けるのはカルチャーギャップというより、単純に言葉の壁。そんななか、彼女は旅の恥はかき捨て的な、大胆な行動に出る・・・4週間で英語が話せるようになる英会話クラスに挑戦!っていう面白くならざるを得ない筋ではあるが、定型からまったくはずさないで、見たいシーンやほしい出来事の連鎖。まあ、保守的で古風なインド人女性が、異国の地で自分を大切にしてもらう、尊重されるなんて云う事態に遭遇して動転したり、自由かんじたり、自分を見つけだすひと時。よろめき物のファクターだとか、人種の坩堝たるNYでの異文化交流・・・たとえば作中、ゲイが二人登場するなどスパイスも効いている(あの先生役のひと、なんてひとでしょうかね~)。また、ラドゥづくりをきっかけに、女性の自立なんていうちょっと上滑りな要素なんかも目配せされ遠慮なく盛りこまれる。時折挿入されるたのしい歌も、ドスドス刺さる太いイーブンキックにキラキラした上ものが乗っかってて踊りだしたくなるし、NYの街の風景も、外部の目を通して、っていう観光気分で愉快。そしてシャシの二人の姪っ子ラーダ(プリヤ・アーナンド)もきゃわわだし・・・出来すぎな位。でもまあ、基本的にはですよ、心ない言葉がひと(家族であっても)を傷つけるとか、一人の独立した個性であるまえに、妻や母親のロールを強要されてしまういまの女性のあり方だとか、ぽろぽろと出てくる。これは・・・観ていて迫るものがある(と同時に無理解な家族、とくに旦那や娘が悪者になってしまうのは仕方がないことなのかも)。クライマックス、全員大集合な結婚式とシャシの胸に迫るスピーチ!最後もやはりダンス!あえて重たいオチにはならない。女性監督ガウリ・シンデーによる本作、本当に胸がすく。

マダム・イン・ニューヨーク(2012)

(フォーラム山形シアター3)
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