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キック・アス/ジャスティス・フォーエバー (2013)
2014 / 02 / 23 ( Sun )
こちらが危惧していたとおりの、血は血でしか贖えない復讐の様が、無遠慮で際限のない負の連鎖が、浮ついたユーモアとゆがんだシリアスさの奇妙なバランスで描かれる。いや、前作もそうだったし、原作だってそもそもそうだった。これがジェームズ・ガン『スーパー!』であれば、巻き起こる全てはミドルクライシス迎えた主人公の与太話し、狂気で片付くし、だいたい『スーパー!』ってジェームズ・ガンのわりには割合ハートウォーミングかも!?って奇妙な評価に繋がるようなきがする。だけど、キワい均衡の上に成り立ってた前作がかわいらしくみえるほど、本作には暴力がたちどころに偏在してしまうのであった―。以下、ネタバレあり。

キック・アス/ジャスティス・フォーエバー(2013)
・・・インディーズ感覚で街の平和を守る自称スーパーヒーローが量産されてしまう街の風景。マザー・ファッカーだナイトビッチだ、ゲイのインセクトマンだ、マザー・ロシアだとか前作より、さらに気まずい方向にパワーアップしたヤバい連中が大挙目白押し。そんななか怠惰な毎日送ってたデイヴ(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、ミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)のリクルートに乗っかってもう一度、本気でヒーロー目指しはじめる。また、前述の香ばしいネーミングを持つ志おなじくする仲間もできる(まさか大佐がジムキャリだったとは!)。

一方で、ゴリゴリの暴力平和主義者だったミンディが、街の治安はさておき、普通のオンナノコ目指しはじめる。だってアイドルグループのPV見て発情してんだよ!オマタ濡らしてんだよ!まずそっちのほうが驚きだ。オボコ娘がしらん世界を知っていく。ダンステストのトコとか、まさにキャプテンは君だ!状態じゃないですか(トマパイの)。さらに前作のレッドミストは、正味な話しでマザーファッカーへと進化(どちらも演じるはクリストファー・ミンツ=プラッセ)、こちらも集団つくって悪の花を咲かせまくる。

・・・そんなこんなでバンバンひとも死んで、ユーモアも萎み、事態はドンドン悪化し血で血を洗う事態に。有り体に云えば集団抗争劇、マフィア的というか笠原和夫的というか・・・暴力と死の応酬。やったらやりかえせの世界がファストに繰り広げられる。だって、デイヴの親父さんのフューネラルなんか、まるでマフィア同士の争いでしょ。亜流なれどズル剥けの本音が強かった『スーパー!』の大向こうを張った具合だが、後戻りできない暴力そのものを描こうとしててゆがんだシリアスさ、違和感は最後までのこる。ラストだって一見感動的だけど冷静におかしいから。主人公キックアスにしろ、マザーファッカーにしろ、性根はガキだしアマチュアのまま(プロ、というか劇中の大人は皆とっとと死ぬか、何もできずにオロオロ)。これってどうなんだろう、正直うまく受け止められずに観ていた。そんななかおもい返されるのはひとりのオンナノコになろうとしたミンディの姿だ。彼氏と初デート、でも帰り道は一人ぼっち、バーサクしてクルマをGSに叩き込んだりしないぶん、こっちのほうがクールな態度でよほど『キャリー』的心情を表しているとおもうのだが(翌日のオチはかんがえないとして)。そもそもモレッツちゃんってコミカルな顔立ちだけど、ヘルシーな役柄より基本被虐的なキャラですよねー("I HATE REBOOTS"ってTEEどこで売ってんでしょうね・・あれほしい)。

キック・アス/ジャスティス・フォーエバー(2013)

(2月23日、ムービーオンやまがた シアター4)
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