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THE ICEMAN 氷の処刑人 (2012)
2014 / 03 / 14 ( Fri )
安易に、本作のマイケル・シャノンを自己同一視するのもどうかとおもうのだが、でもどうしても他人事ではない心揺さぶられ方をしてしまう。主人公クリリンスキーは、よき夫、よき父親であろうとして、家庭の幸せと生活向上を願って、ただひたすら仕事として(ほとんど天職だが)云われるがまま、劇中人殺しを延々繰りひろげる。その姿は残業も厭わない社畜と呼ばれるマイホームパパとなんらかわらない訳だが、やっぱ業みたいなのをワサワサ拾い集めてしまう。とまれ彼には、よくあるサイコキラー、シリアルキラー的サイコ感やら異常さは微塵もない。んまあ~、序盤の彼女バカにされてキレる程度もどうかとおもうし、ゲスい罪で収監されてる弟(スティーヴン・ドーフ!!シャノンより年嵩なんじゃ?)を訪ねることで、観客に開陳される幼年期の父親に受けたDVによる異常性の発露とかを説明。そんなんは十把一からげの単なる背景ですよ。正直、容貌魁偉としかいえないシャノンの外面と、ゴトのすみやかさが相俟ってしまうと、これはもう、拍手喝采しかないし、その後自らの仕事への自信と誇りからか、ドンドン態度や表情に余裕がみえ始め、オシャレさんになってくさまなんか、観ていてたのしいし、頼もしいし、ほほ笑ましい。これってともかく、アイヒマンならぬアイスマンなんて云われても、やってるの殺人であっても、プロとして当然の心構え、職業人として当然の立ち振る舞いだし、立派すぎる態度なのではないでしょうか。後半~終盤のシャノンはもう、生活をいかにして守ろうと苦心する市井の、混じりけナシのイチ生活者の姿です。ゾッド将軍だからして、キャプテン・アメリカ風情なんぞ素手で仕留められる訳ですが(でも本作のクリス・エヴァンスよかった)、でも搦め手で沈んでいくシャノンの姿、もう呆然と眺めているしかない。おれ、事実といかにちがっていようが、愛する娘ちゃんを不具にされ、プライドずたずたにされた手前、三下格下のレイ・リオッタを情け無用で物のように粉砕するシャノンを(逸脱であろうとファンタジーであろうと)ラストに観たかった。

THE ICEMAN 氷の処刑人(2012)

(3月14日、ムービーオンやまがたシアター9)
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