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ゲド戦記
2006 / 08 / 28 ( Mon )
あーもう、感想なぞ正直書きたくない。ちょう鬱陶しい。
大体こんなブログ誰も読まないし、本作が取り返しのつかない作品なのは明白なのに…。
そこらじゅうで溢れかえっている悪評は(残念なことに)すべて事実です。

昨日のエントリからの引き続き。

earthsea
***

予告の時点でそのレイアウトのマズさを指摘している文章をネットで存在していた。
それ読んで、いくらなんでもきがはやいというか、そんなにもクサしたいのかよ…っていう、ネットの論調や書き手の態度に問題があるのでは?などとおもった。

個人的には予告編観る限り、オーソドックスというか、妙に収まりのイイ画ヅラだなという印象。
名劇ライクな、じっくりみせる伝え方を選択しているのだろうと…それはべつに悪い事ではない。
逆に、気がかりだったのは主線の力のなさ、だった。トレスの線云々ではない。
キャラクターは情報量少ないが、かといってフォルムでみせるタイプのものでなく、平板。
かといって、動きみる限りメーターの仕事もたいした事してないようだし…。

***

だが、本編を観て、程なく先の指摘をした人が正解だったことを知る。

これはヒドい。
ある種のコンテ至上主義の最悪のケース、というきがする。

コンテきれない演出家がいるかよ!っていう、旧・東映動画の悪しき流れ?がこんな時代になってから表れちゃった、それもこんなビッグバジェットで。そんな感じしません?

中心に人が据えられ、エモーショナルさが丸で伝わってこないレイアウト。
無為に、そして頻繁にカメラはパンアップし、単純な切り替えしが多用される。

いっちゃあ、アレなんですが、こんな下手クソで、無駄な事やってるアニメ、久々観たよ。

メーターも知らない連中ばかりなんだろうとおもいきや…劇場用手がけてる手練ばかりじゃん!
連中、疑問かんじなかったのだろうか。

(印象としては、アニ研連の生真面目なセルアニメ大作を観てるような、そんなかんじ。これ、研連だったら大絶賛でしょうけど…ねぇ。けど、研連はタダだからな!明らかに素人くさい画づくりなのに、カネとってんだから!)

***

原作に即したうえでこういう話になるのか、読んでないのでサッパリだが(だいたい、原作読んで観に来てる人たちなんか何割いるのか)、こんな陰鬱とした内省的過ぎる話し、大丈夫なのだろうか。

きのうのエントリ冒頭で引用したが、スクリプトの問題だが…そもそも宮崎駿がスクリプト云々云うのがチャンチャラおかしくないか?
まあ、こりゃ確かに駿にゃ見せらんねえわ。おれが駿だったら命がけで撮らせない。阻止する。
よほど死守したいホンだったのか。だいたい、そんな作家性あんの?
それは要らないから捨て置くべきだった。このままコンテ作業に移らせた鈴木敏夫も同罪だ。

そもそも筋は通らねえわ、カタルシスは得られねえは、バカの一つ覚えみたいに単調な移動シーンばかりで、娯楽作品、ファミリー漫画アニメとしては致命的。
正直、『ブレイブストーリー』よりつまらないとは!こんなこと書きたくないのに!

ただ、10年くらい経ったときに、妙なカルト作になっている可能性もある。
現時点ではそんなこと誰も望んでいないことだろうし、入りは良いから構わないのだろうが。

***

そう、それでも客は入っていたのだ。客席には小さな子供たちも大勢いた。
そうして…エンドロールが始まったとたん出口へ向かう多くの親子連れ。

作家性云々のまえに、制作進行から、カット集めから出直せよ!
てゆか、本気でよ、真面目にアニメつくれよ!たのむよ!

(27日、ソラリス1にて)
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