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レディ・イン・ザ・ウォーター
2006 / 10 / 26 ( Thu )
本気で『永遠の法』とどっち観るか迷ったのですが、ブランドイメージに負けた。
シャマランだから…と仕方なしに。『永遠の法』だって今掛勇っていう金看板があるわけだが(ガイナやビバップ仕事じゃなしに、ここはアニ研連流れでバントラインフィルムのひとが…と感慨深い)。

レディ・イン・ザ・ウォーター

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「謎の全裸美女が男物のYシャツだけ羽織る」という泣く子も黙る最強の(というかベタすぎてだれもタッチできない不可侵領域)ルックで登場するブライス・ダラス・ハワードが、色気はおろか海草臭そでキモいだけなので、一瞬たりとも「この映画観てよかった」というよかった探しの対象ならないことに憤懣。

lady in the water
手前のオッちゃん(施設の管理人つか用務員)が可哀相だ…。
ghost in the shell puppet master
『攻殻機動隊』の人形使いそっくりじゃない?よほどこっちのほうがグッとくるっつの!

あと我らがポール・ジアマッティが、快作『アメリカン・スプレンダー』より上、小洒落た『サイドウェイ』より遥か下、という微妙な喪男仕事を体張って好演。

キャメラがクリストファー・ドイルってなんか意味あんのかね。安かったのかな?
ギリギリ『ヴィレッジ』までは存在していた緊張感は、少なくとも後退している。

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ともかく、おれの妄想もナカナカのモンだぜ?とばかりに自分のガキに話したらウケたお伽噺(こんなん毎夜聴かされるシャマラン家のガキに同情)を、ホワイトトラッシュ際きわの連中の集うアパートメント(日本で云うところのレオパレス21とか大東建託あたりの小金持ちの百姓が休耕地におっ建てる集合住宅)で展開。

最後は15年位前の大作RPGの最終局面の20人編成パーティみたく、役割を担うキャラクターがあれこれ入れ替わって無意味かつウザったいことこの上ない。それが面白いとでも?

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作家本人の妄想力が決定的に不足してるのと、「すべてを最初からつまびらかにしている」という、これまでと違うアプローチがみごとに滑り、シャマラン史上最大級の気まずさに支配された作品がここに完成。
『アンブレイカブル』や『サイン』が、なんだか物凄い傑作におもえてくる(実際傑作なのだが、本作効果でそれらも劣化するだろうよ…)。

きのうのエントリでは、結果として宮崎駿の悪口書いた格好なのだが、バヤオの出来上がりは大概最高で、同じくガキ向けの与太話であってもこちらはキッチリ『トトロ』とかに結実してるから…やっぱ妄想力なんだな。

(ソラリス6にて)

【追伸】
本作のような「公開後ヒト月も経つような腐りかけ作品」にも目をくれるのが当ブログのモットー。

もっと云えば、サイレント映画からカナダ国営放送の実験アニメまで、予算300万のピンクから大学漫研アニ研の習作しりとりペーパーアニメまで、おはようからおやすみまで。

おれがかんじる「映画」の本質がそこに在れば、ジャンルやメディアの貴賎を一切問わずに興味のある作品を取り上げることをモットーとしてここに誓います。

そういうことだチンピラ。わかったんなら、かかってこいや。
ヨロチクネ♪
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