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SAYURI
2006 / 02 / 10 ( Fri )
これこそいまっさら観たの?やっと?話題去年だよね…。
そんな嘲笑とも憐みともとられかねない作品を観たよ!ああそうさ。消化試合さ。
だがしかし!いかんこれは傑作!やばすぎる。色々なものがアッサリと塗り代わった。

旧弊だが伝統のGEISHAの世界を、いま、ここに!
本作は…そんなロブ・マーシャル(『シカゴ』…は最低だったが)と、あとスピルバの、なんだか同類相憐れむ「オンナノコ、最高!!!!!!!」」みたいなパッションが噴き出していた。絶対的に共感。そりゃ、ゼタ=ジョーンズとかゼルウィガーみたいな百物語ばかりじゃヤだよね。臭そうだし。

スクール・オブ・ゲイシャとか、ゲイシャ・スクールなんてものが日本に有ったなんて!!!
不勉強なおれは知らなかった(おれはスクール・オブ・ロックやイーヴィル・スクール位しか知らん)。

そこで芸を磨き、置屋(この単語、前半頻出)では桃井かおりがキセルを吹かし、”半玉”とか深夜の町田街道のラーメン屋みたいな単語も頻出し、ミシェル・ヨーやコン・リーや工藤夕貴、そしてチャン・ツィイー!が夜な夜な美を競う、云ってみれば、上海や大連のKTVライクな世界が、鍔迫り合いが、待ったナシでいま、まさに目の前のスクリーンで展開される。

心底素晴らしい。

訓練稽古や権謀術数に姦計、キャットファイトに群舞に女工哀史、開戦敗戦のち疎開して戦後復興で温泉混浴、中盤のクライマックスにGEISHAものに絶対付き物の大火災(バーニン・ダウン・ザ・OKIYA!)まで無難に付属。
ありとあらゆるシチュエーションに、ニーズに(あたかも新宿サンパークのような万遍なさで)沿いつつも、
前述のような美女軍団がやいのやいのする。ああだこうだする。おんなたちは、いつだってそうさ。

…。

天国じゃないか。黙って観ればいい。はっきりいってギャルゲーだ!
これこそ、映画一本分で体験できる世界の8大不思議だ!
じゃあ、店に入って、誰を指名するかだ。
じゃあ、インスコして、誰を攻略するかだ。

おれ?おれは、もう迷いなくストリクトリーに、コン・リー姐さんで。
あと要らん。マジ一本槍。
だが、しかし。途中離脱してしまうのだ。どうしよう!

ここで本命のチャン・ツィイーなんだが、役所広司演ずる“延さん”(どんな人か要約すると、ナベケンのダチで、カネはあるがキモメン。硬派一本気だが恋愛弱者…な、泣いてない!)
に対して、すっごいツンツンしてんのね。延さんカワイソス…後半になってもさっぱりフラグたたんのよ!
んが、そのツィイーのツンぶりが、また、かわいいんだよ!


(まあ、そもそもキツそうな顔してますが。でも表情のつくりは丸くなった)


ちなみに、役所は無名塾メソッドなのか、会話中日本語(単語)を織り交ぜるときに、まったくよどみなく一気に発語する。変な抑揚もつけない。…これは素晴らしい(ミシェル姐さんが、「旦那」と云う度に血の気が下がるのと裏腹)。まあ、おかげで多分外人にも、下手したら日本人にも意味の通じない台詞回しになっている気もするが。いや、それでもえらい。

ある意味、踏み画のような映画で、おれはまんまと引っかかった。
逃れるきはありません。現実には帰れない。
ああ、千代ちゃん役の大後寿々花ちゃんが異常にかわいい。

ただナベケンはまっとうに考えて厄介で気長すぎる性癖の持ち主だど。

(フォーラム2にて)
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