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ニュー・ジャック・アンド・ヴェティ (公開時タイトル『モダン・夫婦生活讀本』)
2006 / 11 / 21 ( Tue )
意に沿わない若い二人が見合い結婚することに。結婚式の打合せのため、二人とその家族が瀟洒な別荘に集うのだが、皆次第にその本性を現し始める…。

ニュー・ジャック・アンド・ヴェティ (モダン・夫婦生活讀本)


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若松プロ・国映制作の、要するにピンク映画である(プロデュース欄には若松孝二とともに当然、国映のオネエさんこと朝倉大介の名も)。助監で小水一男が参加。

ピンク映画には隠れた名作・傑作が多いと云われているが、実際のところ、観るとそうでもない。
や、おれの審美眼やレファレンス能力がないせいで勝手にそうおもっているだけかもしれない。
そこらの人よりピンク観ているつもりなのだが…作品よりつくっている人のほうが面白いというきが。

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で、肝心の本作だが、一時停止して書きとりたくなるような台詞の連発。
とくに、新婦の父親の、性的強迫観念の吐露(いきなり。突拍子もなく)の様や、新郎の母親の性的抑圧のハナシを置いてけぼりにされた直後の「♪ゾウさんゾウさんお鼻が長いのよ~」と一節うなるシーンなど、じつに妙だ。じつに面白い。

もって廻った長台詞とそこに含まれる性的なユーモアと、翻弄し翻弄される戯画的な黒い笑いを楽しみながら…卑近な例で申し訳ないが、押井守のホン(とくに『御先祖様万々歳』)を連想した。

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本作は沖島勲の初監督作品(製作年度1969年)。前衛が正しく前衛たり得た時代の作品。
けれど、アバンギャルドなんていう言葉で片付けていい映画じゃないよ?これは。

沖島は所謂カルト映画作家として位置づけされているが、TBS『まんが日本昔ばなし』のメインライターの一人として約1400本(!)手がけたお方。

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いま観ても、非常に刺激的。映像特典で高橋洋によるインタビュー収録(でも疲れて途中で寝た)。

(DVD鑑賞)
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