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パプリカ
2006 / 12 / 20 ( Wed )
病んだヴィジョン満載、でも突き詰め方が半端でなく、イクとこまでイッてるため爽快。
筒井康隆の結構な映像化が続くなか(『時をかける少女』『日本以外全部沈没』)、筒井が一時期追求していた「無意識」をテーマにした原作の映画化。

ある種これは、真打の登場でしょう。

パプリカ

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まあ今敏ならこれ位はやっちゃうだろうという目算はついていたし、そのとおりで、満足。

作画面でもさすがというか、動かすことに躊躇していないあたりが見事…。
と、ここで買ってきたパンフで原画スタッフをチェックしようとするが…記載なし(安藤雅司の名しかない。そう、井上俊之三原三千夫沖浦啓之浜州英喜小西賢一その他の名が載っていない。これで800円取るのか!)。

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音楽が平沢進で、これが、この悪夢的極彩色の世界に素晴らしくマッチング。
だいたい、平沢自身かつてのカウンセリング経験を語るほどアレなひとだしね。
この画と話の突き抜け具合が、ソロ以降の平沢の紡ぐ人工的なまばゆさと遭遇したとき…そう、旋律(つかシンセの音色と、リフ)だけで泣かされそうになることしばしば。

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声優もね、これがある種のスキル合戦の場になっており、耳にもおいしい。
個人的にパプリカを玉川紗己子、千葉敦子を田中敦子、乾理事長を阪脩でやれば…ってベタだよ!
とにかく、聴き応えあり。時田浩作役の古谷徹がじつにグー。

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アニメーションの特権性。画の持つある種迫真的な自由や異常さ、官能。
イメージを持つ者による、それらの統合と、獣を放すがごとき解放。

こんだけ要素があると、たのしむ方向性も人それぞれだろう。
ヘンに抑制することなく、困難なの承知で、本気で映像化に取り組んだことで、ある意味デタラメさがギンギンに出ており本気が伝わった。これはクセになる…。

(19日、フォーラム2にて)
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