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ぴっぴら帳・完結編 ( こうの史代/双葉社 )
2007 / 02 / 08 ( Thu )
先日に引き続き。んまー完結編で物凄い波乱万丈が待っている!かのごとき表現ですね。はは。
たしかに1巻目よりかは多少エモーショナル。んでも、じつに淡々としてます(絵柄そのままの『さんさん録』はジェットコースターのような展開でしたが!話半分にね!)。

ぴっぴら帳・完結編



***

所詮、連載一回あたり4ページ(7本)な訳です。ある程度の長きに渡る連載で、作家はどこかで逡巡するのではないかと。波風立てるか、それとも立てないか…みたいなさ。
8~12ページ程度のギャグ漫画にしたって、長期連載でも変調は起こさないのがふつうでしょ?
けっこう、スリリングですよ。登場人物(鳥)同士の程よい距離感がよい。

ただまあ、この漫画読んで、ぴっぴらさんやジャンボさんやかな子さんのような小鳥がおまえも飼いたいか?と問われれば、あまり飼いたくはならない…。
そういう、あからさまに「人間みたいな愛らしい動物・ペット」といった描かれ方はしていないし、ここでも対象への適度な距離感が伺える。

個人的には60話台あたりの筋にゾクゾク。これまでの設定をフルに生かした(同時に、読み手にキャラクターの熟成を強いる)おそらく一見さんお断りの面白さが炸裂する70話台。そしてまさに「大団円」とでも云うべきクライマックスへ―。

***

話はそれるが『漫画アクション』に連載中のこうの史代の新作、『この世界の片隅に』のこと。

扉画から例によってとばしており、今週も最高だった。

おそらく実写版『夕凪の街 桜の国』(七波役に田中麗奈!皆実役に麻生久美子佐々部清の真価が本気で問われる)の公開に併せた援護射撃的連載なのは丸判りなのだが、ほのぼのとした導入(まだ、ノンビリとしているが…)と、裏腹に今後の悲しく凄惨であろう展開にいまから震える。

まさに嵐のまえの、緊張を伴った静けさ…。

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